左から潘孟安・屏東県長、陳菊・高雄市長、頼清徳・台南市長、陳光復・澎湖県長

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(東京 8日 中央社)日本からの観光客を誘致しようと、南部・台南市、高雄市、屏東県と離島・澎湖県の各首長が7日、東京都内で合同観光プロモーションを行い、地域の魅力をPRした。台南市の頼清徳市長は、より多くの日本人に北部だけでなく、南部にも遊びに来てもらえればと来訪を呼び掛けた。

頼市長によれば、これまで台湾を訪れる日本人観光客は北部に集中。南部に対する認知度は低い状況にある。4県市は2014年から発展に向けた連携のプラットフォームを築いており、会議において日本人観光客誘致を強化していくことで意見が一致。そのため、合同での観光PR実施が決まったという。

陳菊・高雄市長は、高雄国際空港を格安航空会社(LCC)の重要な基地として発展させたい考えを紹介。より多くの個人客に、南部に到着し、北部から出発する周遊旅行を楽しんでもらえるようにしたいと話した。

潘孟安・屏東県長は同県の魅力について、冬がないことだとPR。夏でも冬でもビキニ姿の女性を見掛けられると言及し、アウトドアスポーツを行ったり、高齢者が避寒に訪れたりするのに適した気候だと紹介した。

4県市は8日から13日まで、旅の魅力を紹介する合同観光展示会「南台湾、新体験 四県市展」をマーチエキュート神田万世橋(東京都)で開催。12、13日には写真家の川島小鳥さんや作家の青木由香さんら4人を招き、4県市に関する講演を同所で行う。いずれも入場無料。

(黄名璽/編集:名切千絵)