今週土曜の夕方から開催される、DFLスーパーカップによっていよいよ今シーズンの幕があけるドイツサッカー。ドイツでの今季初となる公式戦の対戦カードは、ブンデス4連覇中のバイエルン・ミュンヘンと、前年度ポカール王者ボルシア・ドルトムントによる注目の頂上対決となった。

そもそもスーパーカップとはどういった大会なのか?ドイツサッカーリーグ機構(DFL)が主催するこの試合は、前年度のリーグ優勝クラブと国内カップ戦王者との対決であり、仮に国内2冠を達成していた場合には、前年度リーグ戦2位のクラブとの対戦ということになる。

スーパーカップの歴史は1977年にはじまり、そのときは公式戦ではなくあくまで参加クラブとの間で試合が組まれていた形で実施。その後は1983年と2009年、2009年にも同様の形で行われた。

なお1987年から1996年まではドイツサッカー連盟(DFB)の主催で開催され、その後10年間リーガポカール(リーグ戦上位4クラブと2部王者、国内カップ戦王者のトーナメント)の時期を経て、2010年からはDFL主催で再びスーパーカップが行われている。

試合は90分間で延長はなし。同点で終わった場合にはPK戦で決着。

優勝者には高さ53cm重さ5.5kg、DFLの発表によればブンデスリーグとDFBポカールとの繋がりを意味した、直径19cmのボールが支えられているトロフィーが2011年から授与されており、それ以前には銀製の花瓶が授与された。(リーガポカールでは六角形の水晶が授与)

なおスーパーカップでもっとも多く優勝を飾っているチームは2クラブ存在しており、それが今回対戦するバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントによる通算5度。今回の勝者が歴代最多王者の称号を得ることになる。