「ハリポタ」原作者J・K・ローリング (写真は2011年6月撮影)
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 [ロンドン 1日 ロイター] - 英ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリング氏がトランプ大統領の言動を批判したツイッター投稿を巡り、事実誤認があったとして謝罪を投稿した。

 ローリング氏は、7月24日にホワイトハウスで行われたヘルスケア関連の記者発表イベントで、車いすに乗った3歳の男の子が差し出した手をトランプ大統領が無視し、ほかの人と握手しながら会場を後にしたかのように見えた動画に基き、28日、トランプ大統領は「ナルシシズムの怪物」などと批判するつぶやきを投稿した。

 しかし、大統領が会場に入った際の動画には、立ち止まって男の子にあいさつし、短い会話を交わしてから演説をはじめる様子が映っていた。

 ローリング氏は1日、事実を正確に把握していなかったことが分かったとし「私は明らかに、障害を持つ人たちが見落とされ、無視されているという問題に対する自身の感受性を、目にした映像に投影させてしまった」とツイートした。謝罪ツイートは男の子と家族に宛てられており、トランプ大統領に関する言及はなかった。

 1,100万人を超えるフォロワーを持つローリング氏は、しばしばトランプ大統領や米政府への批判を投稿している。謝罪ツイートまでの3日間、ネット上ではトランプ支持者を中心にローリング氏への批判投稿が殺到していた。