香取慎吾だけなぜ仕事急減?相次ぐ”番組打ち切り”報道の深層(写真はイメージです)

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 香取慎吾(40)がMCを務めるレギュラー番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)が、9月いっぱいでの放送終了が決定したことが一部メディアで報じられた。その後同局の広報部は「10月編成については、まだ確定しておりません」と否定、後番組にドラマ枠が設けられるとの報道もされていたが、同様の回答でこちらも否定している。

「香取の引退説が絡んでいる以前に、そもそも『SmaSTATION!!』はネタ切れ感が凄まじく、惰性的にやっているのが現状です。本当はいつ終わってもおかしくない番組ですが、簡単には終わらせられない。テレ朝は自局の看板番組に“STATION”を付けるという慣習があり、『SmaSTATION!!』もそのひとつ。扱いが難しい番組のひとつです」(テレビ局関係者)

 一方、香取がレギュラー出演しているもう一つの番組である、『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)も打ち切りの噂が絶えない。7日放送回では、香取が20年前に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の企画で車体に絵を描いた、青森県の津軽鉄道を20年ぶりに訪れ、塗装が剥げてボロボロになった車体を塗り直すという感動的な内容が放送された。また、番組内で「いいことも悪いこともいっぱい経験した20年間」「それがあってのこれから」「大変な事もいっぱいあると思うけど」と語るなど、番組の打ち切りだけでなく、ジャニーズ事務所退社も予感させる内容だった。

「関係者の間では、両番組は遅かれ早かれ番組打ち切りが発表されるといわれていた。香取の番組終了の報道が流れるということはジャニーズ退社はほぼ決定したとみていい。一部では、退社と共に引退説も流れていた香取ですが、『終わりじゃない』という番組中の発言から、芸能活動継続を望んではいるようです」(芸能記者)

 この2番組の存亡は、香取の今後を表す指針であっただけに、今回の『SmaSTATION!!』の報道や『おじゃMAP!!』の予感は、ヤマが動く前触れといえそうだ。

■いまや香取が“悪者扱い”?

 解散直後は、元マネージャーであるI氏が新事務所を設立し、木村拓哉(44)以外の4人は、ジャニーズとの契約を更新せずに新事務所に移籍するとみられていた。しかしここへきて、各メディアは中居正広(44)の残留説を一斉に報じている。これにより、草なぎ剛(42)と稲垣吾郎(43)も残留との見通しが強くなり、香取一人がジャニーズを追いやられると見る関係者もいるようだ。

「中居が残留に傾き始めたのは、I氏の新事務所が業界内であまりよく思われておらず、今すぐ移籍しても上手くいかないだろうと考えたため。かつては木村ひとりが孤立状態と囁かれていたSMAPですが、一人だけ目に見えて仕事を減らした香取の方が危機的状況で、このまま退社となれば『SMAP解散の要因は実は香取だったのでは』とネガティブな印象がついてしまうでしょう」(芸能記者)

 今後の芸能活動への意欲を見せた香取も、ジャニーズ退社となれば仕事激減は確実なだけに、実質休業状態となってもおかしくはない。一部では、裏方やアパレル業界への進出といった芸能活動以外の可能性も含め、様々な憶測が飛び交っている香取だが、果たしてその意思は固まっているのだろうか。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。