Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)

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 小出恵介(33)が17歳少女と飲酒のうえで不適切な関係を結び、無期限活動停止に追い込まれることとなった一連の騒動。爽やかさが売りだった好感度俳優を巡る一大スキャンダルの全容が、徐々に明らかになった。

「6月9日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)が少女の告発記事を報道した後、ネット上では少女が特定されてSNSが晒される事態になりました。また、少女側が小出に対して500万円を要求していたという“美人局”の疑いも一部報道で浮上。少女の元交際相手という男性もテレビ取材に応じ、小出と関係を持ったことを少女が自慢げに吹聴していたと明かしました。小出への同情の声も高まっています」(スポーツ紙記者)

 こうした中、『週刊文春』(文藝春秋)も少女の独白記事を掲載し、騒動にさらなる拍車がかかった。少女の告発によれば、小出とホテルに入ったこと自体は本意ではなかったが雰囲気に流されることに。一連の最中も、小出の態度は荒っぽく最終的に嫌悪感を抱いたことを明かした。

■示談交渉の現場で抱きつきキスを迫る小出恵介

 そして、経緯を伝えた友人から週刊誌への売り込みを勧められ、「小遣い稼ぎになるとも思った」と告発するに至ったことを明かした。その後、小出に週刊誌に告発することを告げると、小出は面会を要求。ただ、その話し合いでの小出の猛々しさは特筆に値する。

 宿泊先のホテルで話し合いに入る前、少女とエレベーターで二人きりになった小出。すると、「俺に会いたかったんやろ」と少女を抱きしめてキスを迫ったという。その後も室内で、「カネで解決すればいんだろ」と開き直ったというから始末が悪い。

 和解金の申し出は小出からの申し出で、200万円で結論がついた。少女は記事の掲載を取りやめるように求めたが、結果的に報じられてしまったという顛末だと説明している。

「小出は美人局同様の要求に応じていることから、より一層の批判は避けられません。また、深刻な事態に至っているのに、少女と重ねて関係を持とうとする非常識ぶりと性的欲求の強さもうかがえます」(全国紙社会部記者)

 そんな小出には、少女との問題以外にもさらなる醜聞が出かねない。

「小出の酒癖、女癖の悪さは一部では有名。未婚時代の紗栄子(30)とも関係を持っていたとも。闇カジノへの出入りも噂されており、脛に多くの傷を持っています」(前同)

 慶応大卒業という毛並みの良さからくる快活さのイメージは、一連の報道で地に墜ちた。役者復帰がかなうならば、肉食的で荒々しい本性を垣間見せる演技を見せた方が良いだろう。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。