【ブンデス第31節プレビュー】宇佐美アウグスvs酒井高HSVによる残留争い

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▽前節は首位バイエルンが引き分けて2戦連続ドローとなったものの、2位ライプツィヒも引き分け、残り4試合となった中、8ポイント差が維持された。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いではホッフェンハイム(勝ち点55)が引き分けてプレーオフに回らなければならない4位に後退し、勝利したドルトムント(勝ち点56)がストレートインの3位に浮上している。迎える第31節は宇佐美の16位アウグスブルク(勝ち点32)と酒井高の15位ハンブルガーSV(勝ち点33)による残留争いが行われる。

▽前節フランクフルト戦では2試合連続スタメンとなったものの、ケルン戦に続き守備に追われて攻撃面で存在感を発揮できなかった宇佐美。57分に交代となった宇佐美に対して、現地メディアは厳しい評価を与えた。チームも終盤に3失点を喫して敗れており、残留プレーオフに回らなければならない16位から抜け出せずにいる。1ポイント差で追う15位HSVとのシックスポインターとなるが、宇佐美はベンチスタート予想。途中出場からチームに勝ち点3をもたらす働きが期待される。

▽一方、最下位ダルムシュタットに足をすくわれたHSVは、痛恨の2連敗で15位に後退。酒井高は味方のパスを受けられず、失点に絡むミスを犯したことで低評価が与えられたが、この大一番で名誉挽回としたい。ボランチの位置での先発が予想される中、まずは守備面でチームに安定感をもたらしたいところだ。

▽今節はもう一試合日本代表対決が行われ、CL出場を目指す香川のドルトムントと、EL出場を目指す大迫のケルンが対戦する。ボルシアMG戦で出場機会のなかった香川だが、チームは3-2と競り勝ち、3位に浮上した。そして、水曜日に行われたバイエルンとのDFBポカール準決勝でも出場機会がなかった中、チームは決勝進出を果たした。ロイスの復帰によってベンチを温める機会が増えたが、途中出場から好機を生み出せるか。

▽一方、ホッフェンハイム相手に勝利を目前としながらも大迫のボールロストによって引き分けに持ち込まれたケルンは、EL出場権の得られる7位ブレーメンを1ポイント差で追う。負傷後、ここ2試合スタメンとなっている大迫だが、決定機逸や失点関与などパフォーマンスは芳しくない。良いシーズンで終えるためにも、負傷前のパフォーマンスを取り戻したい。

▽マインツに2-2で引き分け、DFBポカール決勝進出を逃した首位バイエルン(勝ち点70)は、残留を争っている14位ヴォルフスブルクとのアウェイ戦に臨み、2位ライプツィヒは降格圏に沈む17位インゴルシュタットとのホーム戦を戦う。そして、4位に後退したホッフェンハイムはDFBポカール決勝に進出したフランクフルトと対戦し、バイエルン戦でPKを獲得した武藤のマインツはDFBポカール決勝でPK戦にまでもつれ込みながらフランクフルトに敗れたボルシアMG戦を戦う。

※スタメン予想はドイツ『キッカー』を参照

◆ブンデスリーガ第31節

▽4/28(金)

《27:30》

レバークーゼン vs シャルケ

▽4/29(土)

《22:30》

ライプツィヒ vs インゴルシュタット

マインツ vs ボルシアMG

ダルムシュタット vs フライブルク

ブレーメン vs ヘルタ・ベルリン

ドルトムント vs ケルン

《25:30》

ヴォルフスブルク vs バイエルン

▽4/30(日)

《22:30》

アウグスブルク vs ハンブルガーSV

《24:30》

ホッフェンハイム vs フランクフルト