Photo by KkleinRN(写真はイメージです)

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 今月3日にグランドプリンスホテル新高輪で行われた『第40回 日本アカデミー賞授賞式』で、プレゼンターを務めた嵐・二宮和也(33)の数々のミスに、会場が失笑する一幕が話題となっている。最優秀主演女優賞に輝いた、宮沢りえ(43)主演の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』を読み上げる際に「湯を沸かすほどの熱い“夏”」と言い間違えてしまったのだ。その瞬間、会場がざわついたものの、授賞式はストップすることなく進行。さらに、授賞式の終了後、言い間違えた部分を番組用に再収録したところ、二宮はそこでも『湯を沸かすほど熱い愛』と、“の”を抜かす言い間違いをしてしまい、記者たちから失笑を買ってしまったようだ。

 嵐メンバーの司会といえば、昨年末に相葉雅紀(34)が務めた『紅白歌合戦』(NHK)での司会ぶりも、酷評されていたばかり。相葉のあまりの滑舌の悪さに、「放送事故レベル」との声があがっていたうえ、タモリ(71)とマツコ・デラックス(44)のコントには一切触れることのないスルー具合で、アドリブのなさも浮き彫りになった。2010年〜2014年までは、嵐として5年連続で司会を務めていた経験はあるものの、ソロではさすがに荷が重かったようである。この紅白の司会には、こんな噂がある。

「SMAP解散後のエースとして、個々の活動をレベルアップさせるというジャニーズの思惑から、東京オリンピック開催の2020年まで嵐メンバーが入れ替わりで紅白の司会をするという、“嵐5か年計画”が水面下で進行しているというのです。嵐メンバー全員、ソロで司会が回せるように育てたいというジャニーズの意向なのでしょうが、すでに司会業の適正はないとみられているメンバーも多いだけに、さすがのNHKもその方針には頭を抱えているようですが…」(芸能記者)

■ファンも怒号で視聴率下落も確実?

 司会業へのジャニーズのゴリ押しには、さすがのファンも悲鳴をあげているという。ファンの間では、嵐の中で櫻井翔(35)しか司会業は出来ない、というのが共通認識としてあるようで、「大野智(36)の司会なんて見たくない!」といった声がネット上で多数あがるなど、他のメンバーの司会業については否定的な意見が多くみられる。ファンは、どんな姿でも見たいというわけではないのである。

「例えば二宮は、映画『母と暮せば』で最優秀主演男優賞を獲得するなど、役者としての評価は非常に高い。役者やバラエティなど、ファンはメンバーの得意分野を知っていますから、苦手分野の司会業などを無理やりやらされる番組など「怖くて見れない」というのが本音のようです。ファンが見てくれなければ、結果的に視聴率の下落を招きますから、嵐を司会として起用するテレビ局は減るのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 嵐は今後の芸能界をリードしていくことができるのか。彼らの挑戦に注目していきたい。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。