写真は「Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best」より

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 SMAPの一連の騒動ですっかり“悪役”となってしまった木村拓哉(44)と妻の工藤静香(46)。猛烈に吹きすさんだバッシングの影響か、工藤のメンタル面に支障が出ていると心配されている。

「工藤はこれまで、SMAPの独立計画進行時、木村拓哉(44)に対して『ジャニーズ事務所に留まるように説得した』と報じられてきました。工藤の助言がよほど効いたのか、木村が翻意したことで、グループはバラバラになったというのが定説です。本人も風向きを変えたかったのか、昨年9月に写真週刊誌『フライデー』(講談社)で異例のインタビューを受け、『どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!』と反論しました。最近も工藤はバッシング報道を気にしているようで、そのせいか精神的に不安定になっているそうです」(芸能プロ関係者)

 そうした中、ジャニーズに忠誠を誓ったことで将来も安泰と思われた夫の木村の周辺に暗雲が漂っているという。スポーツ紙記者が語る。

■例外的な立場は危うくなる?

「このまま、木村がジャニーズを支え続けたとしても、工藤の扱いがよくなるわけではありません。工藤が現在、『フライデー』のインタビューや今年から始めたインスタグラムでの情報発信が容認されているのも、メリー喜多川副社長(90)との個人的な関係によるところが大きい。今でこそジャニーズ内で一目置かれているものの、そう遠くない将来にメリー氏が引退するのは既定路線。その時、社内に工藤の行為を”家族商法”を見なす動きが出てもおかしくない。屋台骨が揺らぐジャニーズが工藤を突き放す可能性も否定できません」

 所属タレントの家族を“排除”した例としては、嵐・相葉雅紀(34)の実家の中華料理店が“便乗商法”を行っていたことで、事務所幹部の怒りを買ったという騒動もあった。ジャニーズの牙城はそうした身内への徹底管理で揺るがないものとなった経緯がある。木村ファンを嘆かせる工藤のインスタ発信だが、本人の健康のためにもほどほどにしておいたほうがいいのかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。