Photo by VaniaRaposo

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 女優の堀北真希(28)が、2月末付けで芸能界を引退したことを所属事務所が発表し、突如の事態に様々な反響を呼んでいる。堀北真希からの直筆コメントには、「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と書かれており、第一子が生まれたこともあって、家庭を優先するものとみられる。堀北真希は、2015年8月に、舞台などで共演していた山本耕史(40)と“交際0日”で結婚を発表。昨年12月に第一子を出産していた。

「山本との結婚報告も、直前で半ば押し切る形で強引に進めたり、妊娠についても事前報告無しだったといわれています。そういったこともあり、堀北は、事務所とやや確執があったようです。本人のコメントとしては引退とコメントしていますが、所属事務所との契約も終了しており、その更新を行わないということは、事実上の解雇という意味合いとも取れます」(芸能記者)

 妊娠については『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)で、プライベートで山本と交流が深い司会の香取慎吾(40)から発表された。しかし事務所関係者にとってこの発表は、まさに“寝耳に水”状態だったという。そういったことから、関係者の間では、今回の電撃引退も半ば仕方ないとみる声が多いのだという。

「結婚・妊娠発表後も、堀北には仕事の話が舞い込み続ける状況で、事務所としては当然、堀北にはまだまだ稼いでもらいたいと考えていました。仕事の打診を堀北にし続けていましたが、堀北がOKしなかったといいます。事務所は、育児が落ち着けば復帰して欲しいと願い、最後まで“芸能活動休止”という形に落ち着かせたかったようですが、本人の意思は覆せなかったということです」(芸能関係者)

 ママになってもなお人気は衰えることなく、“ママタレ”として新たな仕事が舞い込む可能性もあっただけに、事務所としては苦虫を噛み潰したような思いでいることだろう。

■復帰のタイミングはいつか?

 そんな中、今回の引退に大きな影響力を持っていたとされるのが、夫・山本の母である。彼女は山本の所属する個人事務所の代表を務めている。今回の引退発表も、山本の母からの金言があってのことなのではないかと囁かれているのだ。

「山本の母は、堀北を娘のように可愛がっているようで、仕事や進路のアドバイスなども行なっており、堀北自身も絶大な信頼を寄せているようです。子供も産まれた中で、現状の山本だけの収入ではなかなか厳しいため、いずれ復帰する日が来るでしょう。その時に、山本の母の事務所から復帰させるほうが、都合のいいタイミングで活動できるため、事務所移籍も視野に入れての引退なのではとも噂されています」(芸能関係者)

 仕事に対する意思がほとんどなくなっていた堀北だけに、信頼のおける山本の母のいうことならばと、今回の電撃引退を決心したのかもしれない。突然の引退に悲しむファンが続出しているが、子育てが落ち着いたタイミングで堀北は芸能界復帰を果たすのかもしれない。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する