頼清徳・台南市長

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(台南 14日 中央社)昨年2月の台湾南部地震に対する支援に感謝を伝えるため、被害が集中した台南市の頼清徳市長が15日から日本を訪問する。16日に日本記者クラブで会見を開くほか、17日には小池百合子東京都知事などとの会談も予定されている。

昨年2月6日に発生し、117人の死者を出した台湾南部地震。日本政府は発生直後から調査団を派遣し、120万米ドル(約1億3750万円)の緊急無償資金協力と物資供与を行った。地方自治体や民間からの寄付金は2億2000万台湾元(約7億9800万円)に上っている。

頼市長は昨年にも訪日。6月の訪問では陳菊・高雄市長と共同で、約6516万元(約2億3640億円)の義援金を地震で被災した熊本県と熊本市に寄付している。9月には日本記者クラブで会見を行う予定だったが、台湾を襲った台風17号への対応のため中止となっていた。

日本記者クラブによると、会見では災害時の相互支援を中心に、台湾と日本の自治体間協力のあり方について話す。

(張栄祥/編集:杉野浩司)