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ピジョンはこのほど、同社の「母乳実感」哺乳びんがママたちの投票のみで選ばれる「マザーズセレクション大賞2016」を受賞したことを発表した。

「マザーズセレクション大賞」は、日本マザーズ協会が主催する消費者主体のアワードで、2016年で8回目を迎える。子育て中のママたちが「他のママにも推薦したい」と思った商品・サービス・施設を投票し、その得票数により表彰が行われる。

「母乳実感」哺乳びんは2002年に発売された哺乳びん。赤ちゃんがママのおっぱいを飲む口の動きを研究し、新生児でもスムーズに飲めるよう工夫されている。2010年にリニューアルを行い、赤ちゃんのほ乳に大切な吸着・吸啜(きゅうてつ)・嚥下(えんげ)を忠実に再現できるよう、現在までバージョンアップを重ねてきた。

乳首のサイズは4サイズで、赤ちゃんの成長にあわせ乳首のやわらかさ、吸い穴の形・大きさを調整可能。赤ちゃん一人ひとりの吸う力に合わせて必要な量を無理なく飲めるとのこと。

同商品は、赤ちゃんがママのおっぱいから飲むのと同じ口の動きで飲めるため、母乳育児と併用しやすいという。また、さく乳した母乳をとっておけば、ママが直接母乳をあげられない時も、母乳育児を続けることが可能。パパが授乳を経験すれば、父親としての実感が芽生えるほか、ママの身体と気持ちの余裕にもつながるいうメリットもある。

同社では今回の受賞の要因として、母乳育児への関心の高まりを挙げている。2016年8月に厚生労働省が発表した「2015年度乳幼児栄養調査」によると、母乳のみで赤ちゃんを育てる保護者の割合は、生後1カ月と3カ月で共に5割超であるという。これは調査開始以来30年間で初めてであるとのこと。また、粉ミルクと母乳を併用している割合も含めると、母乳で育てた割合は生後1カ月で96.5%、生後3カ月では89.8%になる。このような社会的背景を受け、同商品に注目が集まったのではないかと同社は分析している。

(フォルサ)