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手軽にプロレベルの空撮が可能になるドローンが人気を得る一方で、スキーW杯でドローンが墜落したりドローンが旅客機と衝突する事故が発生したりと、問題になっているのも事実。そんな中、悪用されるドローンを簡単に捕獲できるドローンガンが登場しています。

This drone gun knocks drones out of the sky gently, with radio waves | Popular Science

http://www.popsci.com/drone-gun-downs-drones-with-radio-waves

ドローンは複数のセンサーと電波を駆使して空を飛び回ります。ドローンを使って撮影した美麗な空撮ムービーなどが存在する一方で、悪用する人が存在するのも事実で、イラクの反政府組織であるISISが敵勢力を攻撃するためにドローンを使用しているそうです。そんな「悪用されるドローン」に対する対抗策として、DroneShieldが開発したのがドローンガンです。

ドローンガンがどんなものになっているのかは以下のムービーを見れば一発でわかります。

DroneShield DroneGun - YouTube

「No entry(進入禁止)」と書かれた看板のもとに……



1台の自動車がやってきました。



中から出てきた男性はドローンとコントローラーを持っています。



さっそくプロペラを回転させて……



飛行開始。



進入禁止とされているエリアもドローンがあれば簡単に撮影できてしまいます。



そんなドローンのもとに現れたひとりの男性。



手にはかなり巨大な銃のような形をしたものを持っており、これがドローン捕獲用のドローンガンです。



ドローンガンはドットサイト付き。



前から見るとこんな感じで、3本の太い棒状のものが突き出すように伸びています。



使い方はライフル銃などを構えるようにして……



ドットサイトでターゲットを定めます。



ドローン側からドローンガンを構える人を見るとこんな感じ。



ドローンガンを向けられたドローンを操縦している人は、突如ドローンの視界が見えなくなります。DroneShieldによると、ドローンガンの有効範囲は1マイル(約1600メトール)以上で、使用すればすぐにドローン側からコントローラー側への映像の送信が止まるそうです。





ドローンにドローンガンを向けることで、ドローンとコントローラー間の通信を妨害している模様。



操縦不能となったドローン側はそのまま地面に着地。安全にドローンを回収可能となるわけです。



似たようなものとしては、Battelle Memorial Instituteが開発したアンチドローンデバイスの「DroneDefender」が存在しており、これは既にイラクにも投入されています。



他にもよりシンプルなアンチドローンデバイスをウェストポイントの陸軍士官学校生が訓練で使用しており、これは将来的により多くのドローンが戦場に投入されることになるのを見越した動きとみられます。実際、ドローンに爆弾を積んで突撃させる「ドローン爆弾」は人や自動車に爆弾を積んで特攻させるよりもはるかに有効な兵器となることが戦場で証明されているそうです。