米ツアーシード権をかけ、若き国内メジャー覇者・鈴木愛が世界の強豪に挑む(撮影:米山聡明)

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<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇3日◇太平洋クラブ美野里コース(6,646ヤード・パー72)>
 茨城県にある太平洋クラブ美野里コースを舞台に開催される「TOTOジャパンクラシック」。今大会は日米共催のため、優勝者には来年の米ツアーのシード権が与えられる。そんな年に一度のチャンスを虎視眈々と狙うのが鈴木愛だ。
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 先週、6月の「ヨネックスレディス」以来となる予選落ちを喫した鈴木。だが、「もう切り替えられています」と表情は明るい。「調子は悪くなかったんですけど、何かかみ合わなくてボギー。そんなのが続いてしまった」と不運だったと割り切った。また昨日ショッピングに行って気分転換できたこともプラスに働いている。
 今日は2人が出場する試合では恒例となっている宮里美香と練習ラウンド。「日本にはあまりない長いホールのあるコースなので、小技を勉強させてもらった」と米仕込みの攻め方を吸収。「このコースは長いところを何とか耐えて。短いところでバーディを獲っていきたい」とそのショートゲームを活かして戦っていく構えだ。
 今年はリディア・コ(ニュージーランド)やチョン・インジ(韓国)ら例年以上に強豪が勢ぞろいした。これには「想像以上でしたね」と苦笑いを浮かべるが、そんな厚いフィールドでも「良いところまでは行けると思う。そこからどこまで食らいつけるか。一日5アンダーを目標に頑張っていきたい」と鈴木。夢へと続く54ホール、相手が誰であろうと負けるわけにはいかない。
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