キーポイントの1つ、8番は288ヤードのパー3!ティグラウンドに立つ池田はこの難所をどう攻めるのか(撮影:岩本芳弘)

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<全米オープン 事前情報◇14日◇オークモント・カントリークラブ(7,257ヤード・パー70)>
 2010年以来2度目となる「全米オープン」に出場する池田勇太は、前日月曜に続きこの日も18ホールの練習ラウンド。前日はダスティン・ジョンソン(米国)らと共に回ったが、INから出たこの日はスマイリー・カウフマン、チャーリー・ホフマンら今季の優勝者らと“手合わせ”。「色んな選手と回ってみようかなと」と、積極的に交流を図りながらコースチェックに精を出した。
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 誰もが口をそろえる難コースは、「なんとなく頭には入ってきた。グリーンは傾斜がすごいのでそこに乗っかった時だよね。入れたくないバンカーもあるけど、そこにさえハメなければ」と攻略ルートを模索中。それでも「ワンショット、ワンショットをしっかりやった上でチャンスにつけられれば。ボギーの1個2個はしょうがない」と前向きだ。
 今大会には新たな武器も投入する。ウッド系のセッティングに変化はないものの、アイアンを今季スタート時から使用しているヨネックス社「N1-CBフォージド」の一回りヘッドサイズを落としたものに変更した。「これから北海道の試合もあるし、全英オープンもあったりして洋芝が続くので、あまり大きいサイズだと突っかかる感じになる」。全英まではもちろん、出場権獲得を目指す海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」も見すえての変更と言えそうだ。
 その全米プロ、そして現在2番手につけるリオ五輪代表入りに向けても、世界ランクポイントの加算が大きい今大会の結果は重要な意味を持つ。「トップ10を狙っていければ。みんな苦労するコースなので、自分にもコースにも負けない気持ちで戦ってどこまでいけるか」。“世界一過酷”とも言われる戦いの先にはさらに大きな舞台が待っている。
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