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ヤフーは4月19日、オンライン決済サービス「Yahoo!ウォレット」で預金払いサービスの提供をこの夏より開始すると発表した。また、電子マネー「Yahoo!マネー」も同時に提供する。

預金払いサービスは、対象となる口座をウォレットに登録することで、ヤフオク!やYahoo!ショッピング、LOHACO(ロハコ)における買い物で、支払い時に銀行口座から即時に代金が引き落とされるようになる。クレジットカード利用に抵抗を持つユーザー向けに提供されるサービスで、お金の管理がしやすくなる、使いすぎの抑制にも繋がるとしている。

サービス開始時は、三井住友銀行やみずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行など25行で、年内に地方銀行12行の追加が予定されている。これに加えて、三菱東京UFJ銀行についても年内に対応を検討しているという。

また、電子マネーのYahoo!マネーも同時に提供を開始する。これは、ヤフオク!やYahoo!ショッピング、LOHACOの買い物で利用できる電子マネーで、Yahoo!マネー経由でヤフオクの落札代金を受け取ると、その2%がYahoo!マネーとして上乗せされる。一方で、ヤフオク!の落札、ショッピングサービスでの買い物代金にYahoo!マネーを利用すると、支払料金の1%が特典として獲得できる。

預金払いサービスとYahoo!マネーは、今秋以降にGYAO!やYahoo!ゲームなどの、ヤフー他サービスでも利用できるようになるほか、外部のオンラインストアでも導入拡大を予定しているという。一方でYahoo!ウォレットとして初めて、リアル決済領域にも2017年春をめどに参入検討を勧めている。

これに加えて、割り勘・個人間送金に特化したアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」も提供する。Yahoo!マネーの提供にあわせたもので、LINEやFacebookの友達に送金できる。Yahoo!マネーとしての利用であれば手数料無料で割り勘や送金が行えるが、銀行口座への払い出しには手数料がかかる。当初は割り勘と個人間送金機能に特化したものとなるが、将来的に「新しい機能の提供も検討していく」(リリースより)としている。

(徳原大)