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 休業中のタレント・ベッキー(32)と不倫騒動にある川谷絵音(27)がボーカルを務めるロックバンド、「ゲスの極み乙女。」の全国ツアーが13日、高松からスタートした。

 しかしその初日は異常だった。高松市の会場の出入りはブルーシートで完全シャットアウトされ、報道陣を寄せ付けない徹底ぶり。この厳戒態勢に「逃げてばかりでかっこわるい」「ベッキーは休業中なのに普通にライブすることが不愉快」などの声が多数上がっていた。

 これを受けてかツアー2日目の岡山では、意外にもあっさりライブハウス前に付けられた車中から川谷が現れ、軽く会釈してライブハウス内に入っていった。なぜ、厳戒体勢は解かれたのか。

「川谷さんの厳戒態勢はいわゆるパフォーマンスに近いものがあった。騒動に収束がつかない中で、川谷をなるべく撮らせたくないという事務所と、それ以上に川谷の希少価値を守りたいという意向があった。しかし、フタを開けてみると過剰にやり過ぎたことで反感を買ったため、その路線もあっさり撤回。川谷サイドの迷いが見て取れます」(レコード会社関係者)

 一方でベッキーは現在、自宅からは一歩も出ないこもりきりの生活を送っている。休業以前は分刻みのスケジュールを10年近くこなしていたため、その落差に酷く落ち込んでいるとの話も漏れている。

■”不倫愛”が再燃する可能性も

 川谷とベッキーの現状は天と地ほどの差があるが、今後二人の関係や仕事はどうなってしまうのか。

「川谷は『週刊文春』の取材で『今は全く連絡も取っていないので、(ベッキーが)どういう気持ちでいるのかな』と、初めてベッキーについてコメントしている。これは連絡を取れないベッキーに対して、“きちんと君のことを考えている”という気持ちを示したもので、不安定な状態にあるベッキー自身もこれにまた嬉々としてしまう可能性がある。一年以内にベッキーが仕事に復帰し、数年以内に二人が結婚してケジメを付けるというのが既定路線ですが、”ロミオとジュリエット効果”で、そんな予想よりもはやく二人に大きな動きがあるかもしれません」(スポーツ紙記者)

 当初から恋愛経験の少ないベッキーが川谷との交際に浮かれてしまい、周囲に自ら二人の関係をノロケまくってしまった挙句に不倫が発覚したという事情もある。以前にも増して精力的にライブ活動や仕事に明け暮れる川谷の行動や発言が、ベッキーを勇気づけているとすればあまりに皮肉だ。今後、二人はどのような運命を辿るのか。今後増えていくであろう川谷の発言から目が離せない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。