【検証】ドラクエ2で最強に難しい「ロンダルキア台地」でザラキを受ける確率は45%
歴代のロールプレイングゲームで屈指の難易度を誇る名作といえば、ファミリーコンピュータ版の「ドラゴンクエスト2」もそのなかの1つに入るだろう。
何度もリメイクをされているが、その難易度はリメイクのたびにやさしくなっている印象を受ける。
しかしファミコン版の難易度たるや、当時のファミコンキッズたちを何度も絶望の底に叩き落としてきたほどなのだ!
ドラクエ2にはいくつかの難所があるが、その中でもトップクラスに難易度が高いのは『ロンダルキア台地』になるだろう。
ロンダルキア台地とは、主人公たちが最後の拠点とできる『ロンダルキアのほこら』からラスボスのいる『ハーゴンの城』までの道のりのこと。
ハーゴンの城まで辿りつけずに全滅とリセットボタンを繰り返した人も多いことだろう。むしろ、ハーゴンの城よりも攻略が難しいレベルだ。
なぜそこまで難易度が高いのかというと、ブリザードという敵キャラがザラキという呪文を連発して唱えてくるからだ。
ザラキとは、HPの残りに関係なく即死させるという恐怖の呪文。こんな呪文を唱えられたらひとたまりもないのだ!
ファミコン版ドラクエ2で移動中に仲間を生き返らせるためには、サマルトリアの王子がザオリクを唱えるか、1枚しか持てない『世界樹の葉』を使うしかない。
サマルトリアの王子が2回死んでしまったら、一旦引き返すしかないのである。
このロンダルキア台地がどれだけヤバいのかを検証するため、レベルも装備も最強の状態で実際にプレイし、ザラキを食らった回数をカウントしてデータ化してみることにしたぞ!
ロンダルキアのほこらを出発し、ハーゴンの城へと向かい始めると、早速最初の戦闘でブリザード3体と遭遇!
そしてブリザードはいきなり迷うことなくザラキを連発!恐ろしすぎる…!!
1回目の戦闘で2回のザラキを唱えられ、いきなりムーンブルクの王女が死んでしまった。どんなに最強レベルで臨んでも、ザラキの耐性が上がるわけではない。
レベルが低い状態で進めていれば、敵を倒すのにその分時間がかかってしまうため、ザラキを食らう確率も高くなってしまうだろう。
早速、サマルトリアの王子がザオリクを唱え、ムーンブルクの王女を生き返らせる。しかしファミコン版のドラクエ2ではザオリクで生き返らせても、HPは1の状態になるのだ。
戦闘中に生き返らせてもかなりの高確率で再び殺されてしまう。これも難易度を高くしているポイントだろう。
その後も少し進むたびにブリザードと遭遇し、ザラキを唱えられて誰かが即死するという状態が続いた。2人以上が一気に即死してしまうことはなかったが、かなりの高確率で即死してしまっている。
この部分だけ切り取ったらとても名作とは思えない。鬼畜ゲー・クソゲーの方が近いと言っても過言ではない!
ブリザードは他の敵キャラとも同時に出現することがあるが、これもまた厄介なのだ。ブリザードはザラキを唱えない時、高確率で『ルカナン』の呪文を唱える。
仲間全体の防御力を下げる呪文だ。防御力を下げられた状態で、他の敵キャラがガツガツ攻撃してくるのである。ただでさえ強い敵なのにダメージが激増! 本当に厄介でしかない!
そして、どうにかこうにかハーゴンの城まで到着。この中はさらに敵キャラが強くなるが、ブリザードは出現しなくなるため、レベルが高ければあとは安心して進められるだろう。
今回の検証で得られたデータをまとめてみると、以下のような結果となった。
遭遇したブリザードの数 13体
攻撃された回数 20回
ザラキを唱えられた回数 9回
ザラキを食らった回数 4/25回
ブリザードが戦闘時にザラキを唱える確率はなんと45%ということになった。ほぼ2回に1回の確率である。
ブリザードにザラキを唱えられ、即死してしまう確率は16%ということが判明した。
これは2回ザラキを唱えられれば3人のうち誰かが1回即死する計算になる。ザラキの成功率は実質50%とも言えるだろう!
ブリザードの攻撃でザラキを唱える確率はほぼ1/2、ザラキで誰かが即死する確率も1/2なので、ブリザードから攻撃されれば25%の確率で誰かが即死するということになる。
ある程度レベルを上げていれば、たとえボス級の相手でも4ターンに1度やられてしまうということはないだろう。とんでもない即死率だとしかいいようがない。
ファミコン版ドラクエ3以降はセーブ機能が搭載されたため、もし厳しい状態になったらリセットし、簡単に前回セーブした状態からやり直すことができる。
しかし、ファミコン版ドラクエ2にはセーブ機能がなく、『復活の呪文』を入力しなおさなければならない。50文字前後の復活の呪文を入力するのはかなりの手間である。それだけに、ザラキで即死させられるダメージ自体も、他の作品とは比べ物にならないのだ!
今、あえてファミコン版のドラクエ2やる人も少ないだろうが、この難関を突破することができれば間違いなく精神力が鍛えられるだろう。自己鍛錬としてやってみるのもいいかもしれない。ストレスが溜まっても責任は取れないが。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/
何度もリメイクをされているが、その難易度はリメイクのたびにやさしくなっている印象を受ける。
しかしファミコン版の難易度たるや、当時のファミコンキッズたちを何度も絶望の底に叩き落としてきたほどなのだ!
ロンダルキア台地がヤバイ
ドラクエ2にはいくつかの難所があるが、その中でもトップクラスに難易度が高いのは『ロンダルキア台地』になるだろう。
ロンダルキア台地とは、主人公たちが最後の拠点とできる『ロンダルキアのほこら』からラスボスのいる『ハーゴンの城』までの道のりのこと。
ハーゴンの城まで辿りつけずに全滅とリセットボタンを繰り返した人も多いことだろう。むしろ、ハーゴンの城よりも攻略が難しいレベルだ。
ブリザードのザラキ連発
なぜそこまで難易度が高いのかというと、ブリザードという敵キャラがザラキという呪文を連発して唱えてくるからだ。
ザラキとは、HPの残りに関係なく即死させるという恐怖の呪文。こんな呪文を唱えられたらひとたまりもないのだ!
生き返らせるのも大変
ファミコン版ドラクエ2で移動中に仲間を生き返らせるためには、サマルトリアの王子がザオリクを唱えるか、1枚しか持てない『世界樹の葉』を使うしかない。
サマルトリアの王子が2回死んでしまったら、一旦引き返すしかないのである。
最強レベルで検証してみた
このロンダルキア台地がどれだけヤバいのかを検証するため、レベルも装備も最強の状態で実際にプレイし、ザラキを食らった回数をカウントしてデータ化してみることにしたぞ!
いきなりブリザード3体出現!
ロンダルキアのほこらを出発し、ハーゴンの城へと向かい始めると、早速最初の戦闘でブリザード3体と遭遇!
そしてブリザードはいきなり迷うことなくザラキを連発!恐ろしすぎる…!!
1回目の戦闘で1名死亡……
1回目の戦闘で2回のザラキを唱えられ、いきなりムーンブルクの王女が死んでしまった。どんなに最強レベルで臨んでも、ザラキの耐性が上がるわけではない。
レベルが低い状態で進めていれば、敵を倒すのにその分時間がかかってしまうため、ザラキを食らう確率も高くなってしまうだろう。
生き返らせてもHPは1!
早速、サマルトリアの王子がザオリクを唱え、ムーンブルクの王女を生き返らせる。しかしファミコン版のドラクエ2ではザオリクで生き返らせても、HPは1の状態になるのだ。
戦闘中に生き返らせてもかなりの高確率で再び殺されてしまう。これも難易度を高くしているポイントだろう。
さらに何度もザラキを食らう
その後も少し進むたびにブリザードと遭遇し、ザラキを唱えられて誰かが即死するという状態が続いた。2人以上が一気に即死してしまうことはなかったが、かなりの高確率で即死してしまっている。
この部分だけ切り取ったらとても名作とは思えない。鬼畜ゲー・クソゲーの方が近いと言っても過言ではない!
ザラキを唱えなくても厄介
ブリザードは他の敵キャラとも同時に出現することがあるが、これもまた厄介なのだ。ブリザードはザラキを唱えない時、高確率で『ルカナン』の呪文を唱える。
仲間全体の防御力を下げる呪文だ。防御力を下げられた状態で、他の敵キャラがガツガツ攻撃してくるのである。ただでさえ強い敵なのにダメージが激増! 本当に厄介でしかない!
なんとかハーゴンの城に到着……
そして、どうにかこうにかハーゴンの城まで到着。この中はさらに敵キャラが強くなるが、ブリザードは出現しなくなるため、レベルが高ければあとは安心して進められるだろう。
衝撃の統計結果が……!!
今回の検証で得られたデータをまとめてみると、以下のような結果となった。
遭遇したブリザードの数 13体
攻撃された回数 20回
ザラキを唱えられた回数 9回
ザラキを食らった回数 4/25回
ザラキを唱える確率は45%!
ブリザードが戦闘時にザラキを唱える確率はなんと45%ということになった。ほぼ2回に1回の確率である。
ザラキが効く確率は16%!
ブリザードにザラキを唱えられ、即死してしまう確率は16%ということが判明した。
これは2回ザラキを唱えられれば3人のうち誰かが1回即死する計算になる。ザラキの成功率は実質50%とも言えるだろう!
とんでもない即死率
ブリザードの攻撃でザラキを唱える確率はほぼ1/2、ザラキで誰かが即死する確率も1/2なので、ブリザードから攻撃されれば25%の確率で誰かが即死するということになる。
ある程度レベルを上げていれば、たとえボス級の相手でも4ターンに1度やられてしまうということはないだろう。とんでもない即死率だとしかいいようがない。
やり直しも手間がかかる……
ファミコン版ドラクエ3以降はセーブ機能が搭載されたため、もし厳しい状態になったらリセットし、簡単に前回セーブした状態からやり直すことができる。
しかし、ファミコン版ドラクエ2にはセーブ機能がなく、『復活の呪文』を入力しなおさなければならない。50文字前後の復活の呪文を入力するのはかなりの手間である。それだけに、ザラキで即死させられるダメージ自体も、他の作品とは比べ物にならないのだ!
精神を鍛えられる
今、あえてファミコン版のドラクエ2やる人も少ないだろうが、この難関を突破することができれば間違いなく精神力が鍛えられるだろう。自己鍛錬としてやってみるのもいいかもしれない。ストレスが溜まっても責任は取れないが。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/