怨念ともいえる若さへの執着心(写真はイメージです)

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DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

 美容クリニックで診療報酬をだまし取っていた詐欺の疑いで警視庁は3月9日、女医でタレントの脇坂英理子容疑者(37)を逮捕した。脇坂容疑者はバラエティ番組に「セクシー女医」として出演し、派手な暮らしぶりが紹介され注目を浴びていた。DJあおいはこの事件をどう分析するのか――。

■厚化粧と共に剥がれた化けの皮

 美人女医としてタレント活動もしていた脇坂英理子さんが診療報酬をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕されたわけですけども、逮捕時のすっぴん顔がネットでは話題で「すっぴんが何よりも衝撃的な詐欺じゃねえか!」なんて言われていたりするんですけどね。まぁ一般的な37歳の寝起きなんてあんなもんですよ。

 37歳でぴちぴち少女の方が化け物です。そういう意味で言えば今まで必死に「りこにゃん」という化け物を演じていたのかもしれませんね。今回の件は厚化粧と共に「化けの皮が剥がれた」といったところでしょうか。これを機に人間に戻ってほしいと願うばかりです。

 さてそんな脇坂さん、良家のお生まれのようで「THEお嬢様」として育ったようです。小学校から高校まで名門・東洋英和女学院、大学は東京女子医科大学。良家の出で頭脳も明晰、見た目も綺麗、さぞかしパーフェクトな青春を送ってきたんだろうなぁと嫉妬してしまいますね。

 学生時代はわりと地味目だったという情報もありますが、典型的にもてはやされる側の人間ですからね、きっと派手にする必要がなかっただけでしょう。そして26歳でイケメン(?)の外科医と結婚することになるのですが、ここで上手くやっていれば完璧ともいえる人生だったのかもしれません。

 必要以上にチヤホヤされて育ってきた故に退屈心が生じたんですかね、別居を1年経て離婚してしまいます。この離婚を機に奇行が目立つようになったといわれているのですが、このとき脇坂さんは31歳、もうチヤホヤもてはやしてもらえる年齢ではありません。

 普通なら、ここで若さを武器にした可愛らしさから歳相応の美しさにシフトチェンジして、女子から女性へ進化するものなんですけどね。幸か不幸か脇坂さんには「お金」という武器が残っていたんです。その豊富なお金を武器にして若さを買い占め、ホストクラブに通い、チヤホヤされることで自尊心を保っていたわけですね。

 その若さへの執着心は言動の端々から見て取れます。SNSにアップした不自然に若い自撮り画像然り、自らを「りこにゃん」と呼ぶ痛々しい自己愛然りです。

 自分で稼いだお金を何に使おうが勝手なんですけどね。開業したクリニックもうまくいかずに若さにつぎ込む資金も底をついてしまったのでしょう。ここで普通の37歳に戻ればいいのに、怨念ともいえる若さへの執着心がたたったんですかね。

 そして、ついにはやってはいけないことに手を染めてしまったのではないのでしょうか。きっとお金が欲しいというよりも、若さが欲しいという欲求でやってしまったことだと思いますよ。

著者プロフィール


DJあおい

謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。

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