日刊スポーツ(1月13日付)より

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 1月13日付の『日刊スポーツ』と『スポーツニッポン』が国民的アイドルグループ・SMAPの解散を報じ、世間に衝撃を与えている。

 SMAPの所属するジャニーズ事務所は現社長・ジャニー喜多川氏(84)が創設。今やジャニーズの顔とも言えるSMAPだが、彼らを育ててきたと言われる女性チーフマネージャー・飯島三智氏と、ジャニー社長の姉で事務所副社長のメリー喜多川氏とその娘・藤島ジュリー景子氏との間で派閥争いが行われていたことは、かねてから一部で何度も報じられていた。

■TOKIOやV6の面々はテレビ出演で「沈黙」

 そんななか、今回『日刊スポーツ』は飯島氏のジャニーズ事務所退社に伴い、SMAP・中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)がジャニーズ事務所から独立し、木村拓哉(43)だけが事務所に残ると報道。記事によれば5人は話し合いを重ね、中居ら4人は飯島氏についていくことを決意し、一方の木村は最後まで悩んだ末に残留を決めたとのこと。また、『スポーツニッポン』は、まだ迷いを抱いているという4人が事務所を出た場合、ジャニー社長が命名したSMAPというグループ名を使うことは難しいため、事実上の解散状態になるという。

 今年結成25周年を迎えたトップアイドルグループの解散報道に、ネット上には

「これが本当ならあまりにも衝撃すぎる」
「5人のSMAPが大好き! だから解散、独立なんてやめてほしい」
「これからのジャニーズはどうなるんだろう」

 などと動揺するコメントが多く書き込まれている。

 さらに、SMAP解散の激震は芸能界にも。同じジャニーズ所属のTOKIO・国分太一(41)は13日、自身がMCを務める情報番組『白熱ライブ ビビット』(TBS系)で「僕も今朝の新聞を見て知ったので率直に言って驚いています」とコメント。また「メンバー達が何を語っているかが一切載っていない」「僕も何を語っていいのか、語りようがない」と言い、昨年末の紅白歌合戦でSMAPと話した際には「そういった素振りは感じなかった」と話した。

 一方、同じくTOKIOの山口達也(44)は曜日パーソナリティを担当する『ZIP!』(日本テレビ系)に、長瀬智也(37)はフジテレビ系の主演ドラマ『フラジャイル』の告知で同局の『めざましテレビ』と『とくダネ!』に出演したが、解散報道にはノーコメント。V6・井ノ原快彦(39)も、MCを務める『あさイチ』(NHK総合)でSMAPの話題には触れなかった。

 しかしジャニーズ以外では、歌舞伎俳優・市川海老蔵(38)が13日付けのブログで「え! SMAP解散?」と報道に注目。またTwitterではNON STYLE・井上裕介(35)やゴールデンボンバー・喜屋武豊(30)などがSMAP解散のニュースに反応した。

「同日、都内で行われたイベントに出席したおかずクラブ・オカリナ(31)は、2015年末にバラエティ番組で中居とキスしたことに絡めて『女芸人の中で、SMAPさんと唇交わしたのは私しかいなかったんじゃないか』と、正面からコメントを行いました。若手芸人だけに怖いものなしの発言ですが、現場には異様な緊張感が漂っていました。やはり芸能界でのジャニーズの影響力は果てしなく、意にそぐわない内容は報道さえ自粛するという可能性も。今日は長瀬が映画の舞台挨拶に登壇予定ですが、この現場も相当なピリピリムードとなりそうです」(テレビ局ディレクター)

 SMAPメンバーたちのコメントはいまだ出てこない状況だが、世間に対する早急な説明が求められている。

(文/小澤俊夫)