シルクの肌触りの良さ、重ねたふかふかっぷり、気持ちい〜い。

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“冷えとり健康法”とは、30年以上前に医師・進藤義晴さんが提唱した健康法。

「下半身の体温が上半身に比べて低いと、体温差のために血の巡りが悪くなり循環不全に。この状態が“冷え”です。下半身をあたためることで上半身と下半身の温度差を改善、それによりカラダのめぐりを良くし、元気になろうというのが、“冷えとり健康法”」

と言うのは、冷えとりアドバイザーの進藤幸恵さん。

「冷えがあると、血行が悪くなり老廃物がたまり、栄養も行き渡らなくなる。結果、細胞機能が低下し、病気になりやすくなります」(進藤さん)

今回ananでは、いろいろな理論の中で、おしゃれしながら冷えとりにトライできる、“重ね着術”をご紹介。楽しみながらやってみよう!

■実はみんな気になっている、“靴下重ね履き”を伝授。

冷えとりについて詳しく知らなくても、“靴下重ね履き”を知っている人は多いはず。

「靴下は足にフィットする印象がありますし、それを何枚も重ねるなんて…と思うでしょう。でも冷えとり用に考案された重ね履き用靴下は、天然繊維で、普通の靴下より薄く幅広に設計されています。履き口のゴムもゆるめなので、重ねても大丈夫」(進藤さん)

素材や重ね方など、履き方にはちょっとしたルールが。

「まずはシルクの5本指ソックス、その上にコットンやウールの5本指ソックス。3枚目にシルクの先が丸い“先丸ソックス”、そして一番上にはコットンまたはウールの先丸ソックスを履くのが基本のスタイル。お風呂のとき以外、寝るときも含め、24 時間重ね履きするのがオススメ」

◇しんどう・ゆきえ 冷えとりアドバイザー。「冷えとり健康法」の生みの親・進藤義晴氏の次女。現在は義晴さんに代わり、冷えとり健康法の普及を行っている。

※『anan』2015年1月13日号より。スタイリスト・轟木節子 イラスト・くぼ あやこ 《anan編集部》