“ミニ・チャンピオンズリーグ”の首位通過を喜ぶクロップ「我々の望んでいた場所」

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▽リバプールは10日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節でシオンと敵地で対戦し、試合は0-0の引き分けに終わった。試合後、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は「ベストなパフォーマンスではなかった」ことを認めつつ、厳しいピッチコンディションの中で見せたチームの姿勢に満足感を示した。

「難しい試合だった。両チームにとってプレーすることが難しいピッチ状態だったね。今日の試合で私が求めていたのは、こういった状況に対応するための準備ができていることを示すことだった。それを証明できたので私は満足している。負傷者が出なかったことも素晴らしい。選手たちはこの試合に集中していたね。すべてがOKだ」

「我々が目指しているフットボールにはならなかった。ベストなパフォーマンスを披露することはできなかったが、グラウンドが凍結していたことも考慮すべきだ。フットボールをプレーするような状態ではなかったからね。本来であれば、シオンもより良いプレーを披露できたはずだ。要するに、両チームにとってプレーすることが簡単ではなかったということだよ」

「それは我々のプレーに影響を及ぼしたが、フットボールとはそういうものだ。イングランドでも強風や雨の日がある。しかし、屋内に留まることなどできない。プレーしなければいけないし、今回もそういった状況になっただけだ。何の問題もない」

▽また、「この位置は我々の望んでいた場所だ」と述べ、グループステージを首位で通過したことを喜びつつ、ELという大会は「ミニ・チャンピオンズリーグのようなものだ」と主張。この大会がトップクラスのものではないと考えている人は、「その考えを改める必要がある」との見解を示した。

▽ELラウンド32の組み合わせ抽選会は、14日の日本時間21時にスイスのニヨンで行われる。なお、ラウンド32ではグループステージを首位で通過した12チームと、CLのグループステージを3位で終えたチームの成績上位4チームにシード権が与えられる。ラウンド32は、来年2月18日に1stレグ、同25日に2ndレグが行われ、シード権を持つチームが1stレグをアウェイで、2ndレグをホームで戦うことになる。