LIVE前はお香を焚いてリラックス

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 ダウンタウンの松本人志(51)らが出演、旬の話題に対して独自の視点で論争を繰り広げる『ワイドナショー』(フジテレビ)。7月19日の放送では、大物ミュージシャンの長渕剛(58)が登場した。

 初出演した長渕に対し松本人志は、

「あんまり緊張する人には来てほしくない」
「古市さんあたりが問題発言をして、喧嘩とかになったら困る」

 とコメント。スタジオにはいつもと違った緊張が張り詰めていた。レギュラーの東野幸治(47)や前園真聖(41)、ゲストの石原良純(53)らにも緊張の色が浮かぶ。

 ところが、長渕自身もワイドナショーのようなニュース番組への出演経験はなく、立ち位置に困惑している様子。実際、これまでマスコミと数々のトラブルがあった長渕は、

「なんか一言言えば、それに色んな攻撃が殺到する」

 と、バッシングを避けるために、普段から言動には注意しているようだ。

 この発言を受けて松本は、

「長渕さんでもマスコミの人から叩かれると、ヘコむことってあるんですか?」

 と質問。すると長渕は、

「布団をかぶって寝て、涙を拭きます!」

 と即答した。強気なキャラで知られる長渕が、意外な一面を見せた。

 すると松本が、

「布団をかぶって寝る、は曲のタイトルとしても良いんじゃないですか?」

 とボケると、長渕は、

「布団をかぶって寝ちまった〜」

 と即興を披露。冒頭から長渕色の強い番組となって進行していった。

10万人 オールナイトライブ in 富士山麓

 音楽面の活動では、8月22日(土)21:00から翌朝まで、富士山麓でのオールナイトライブを開催予定の長渕。本番前はいつもナーバスだという。

 一度、松本が長渕の楽屋に訪問した際は、お香を焚いていて煙で長渕の姿が見えなかったというエピソードを披露した。

「目の前のお客さんをとにかく楽しませないといけない。そう思うと怖いわけですよ、群衆の中に一人で飛び込んでいくのが……」

 と長渕は続ける。若い頃は、みんなから貰った花と釈迦の像を置き、お香を焚いて気分を落ち着かせていたという。あの伝説の桜島ライブから早10年……。今年59歳を迎えるが、アーティストとしてまだまだ衰えを知らない。並々ならぬ覚悟で挑む長渕は、富士山麓ライブで新たな伝説は生むのだろうか!?

(取材・文/伊藤鷹)