「なにわ うまいもん市」に出店する元祖串かつの「だるま」では、イートイン、持ち帰りが可能。(撮影:久保田真理)

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大阪の名店の数々が大集合した「なにわ うまいもん市」が、東京・渋谷の東急百貨店(東横店)で開催中。第2回大・大阪博覧会の催事の1つとして開かれ、連日大勢の人でにぎわっている。今回、初めて出店した串かつの「だるま」と、マンゴーかき氷の「冰館(ピングァン)」に、長い列ができていた。

 「だるま」は1929年創業の「元祖串かつ」の店。ころもとソースにこだわって創業以来同じ調合で作り、伝統の味を守り続けている。「揚げたてを食べるのが一番」と話すのは、同社4代目の田中享社長。持ち帰ってオーブンなどで温め直してもおいしいが、本当の味を伝えるために、今回の催事で「イートイン」のコーナーを設けたという。大阪に5店舗、静岡に1店舗を構える同社が、東京の催事に出店するのは初めて。「大阪の食べものが、東京の人にどう受け入れられるかが楽しみ」(田中社長)。持ち帰りのセットは6本入り901円、10本入り1350円。単品は120円から。

 花束のような「マンゴーかき氷」を販売する「冰館(ピングァン)」は日本第1号店で、本店は台湾にある。キメの細かいかき氷の上に、マンゴーの角切りがたっぷりトッピングされ、企業秘密の“ソース”がかけられている。同社の田中縁社長は04年に台湾へ旅行した際にこのかき氷に出会い、日本のシロップをかけるかき氷とは、ひと味もふた味も違った、生のフルーツを使用したかき氷に感動したという。マンゴーは本店と同じく、コクと甘みがある「アップルマンゴー」を使用し、その日に食べる分だけをカットしているこだわりぶり。「その日、その日でマンゴーの状態が違うので、酸味と甘みを調節して、常にベストのものを出すように心がけている」と田中社長。マンゴー冰(ピン)は735円。

 「なにわ うまいもん市」は10月3日まで。開場時間は、午前10時から午後9時(10月1日は午後8時、最終日は午後5時)まで。【了】

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