保釈当時の堀江貴文被告(資料写真:吉川忠行 06年4月27日)

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ライブドア(LD)事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた元社長、堀江貴文被告(33)の初公判が9月4日に行われることが18日、決まった。証拠調べなどで11月末まで26回の公判期日が指定されており、判決は来年2月になるとみられる。

 公判日程は、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で18日開かれた第9回公判前整理手続きで決まった。検察側からは宮内亮治被告(38)らLD元取締役など14人、また、弁護側からは会計士など6人が証人として採用される予定。堀江被告本人への尋問は11月中に行われる見通しだ。

 堀江被告の公判は、宮内被告らと切り離され、初公判前に検察側と弁護側が争点を絞る公判前整理手続きを適用し、5月から裁判所・検察側・弁護側の3者が協議を続けてきた。この中で弁護側は、架空売り上げの一部に不適切な会計処理があったことを認めているが、堀江被告は知らなかったとして起訴事実を否認する意向を示している。

 弁護側によると、最近の堀江被告は自宅マンション内のスポーツジムに通っており、体型も4月に東京拘置所を保釈になった頃に近いという。また、「トライアスロン競技に出たい」と話しているようだ。【了】