熊谷被告、″意に反して供述″
![7月11日、東京地裁に到着する熊谷被告。(資料写真:吉川忠行)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/e/5/e8f2a512575ff64367-m.jpg)
裁判の争点の一つである携帯電話販売のクラサワコミュニケーションズの買収について、熊谷被告が買収に介在したファンドの出資割合を知ったのは、捜査段階で検察側から聞かされたのが初めてだったが、検察官から「買収段階から認識していた」と供述するよう強く求められたと証言。同被告がこれを拒否すると、検察官から「お前は堀江派か」と言われ、「一生保釈されないぞ」と迫られたことを明らかにした。弁護士に事実を主張するよう言われた同被告だが、「早く保釈されたいという気持ちが一番だった」と、一部自身の意に反して検察官に言われたとおりに供述証書に署名したことを認めた。
その一方で、同被告は、架空売り上げを計上して粉飾したとされる15億円のうち、12−13億円は「架空と言われても仕方がない」と違法性を認めた。さらに、架空のコンサルティング業務をしたかのような資料の作成を部下に命じたことも明らかにした。
4人に対する被告人質問は同日で終了。次回公判は9月8日に予定されている。【了】
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