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 3、4月は別れ、そして出会いの季節。環境がガラリと変わるので、不安だったりするけど、新しいコミュニティや環境に飛び込むドキドキもあったりする。なにかと変化が多い時期ですよね。そしてなぜか浮気心もメラメラと湧いてきやすい時期だと思います。

 浮気するのに時期なんて関係ね〜よ、という声が聞こえてきそうですが、どうやらそれを示すデータがあるみたい。結婚情報サービスのO-netによると3、4月は離婚件数が最も多いんだそう。「3月はしめくくりの季節、“けじめ”を意識する日本人の伝統的な価値観が一因といえるでしょう。また春の訪れとともに身も心も行動的になるのかもしれません」(0-net Marriage Report Vol.06.03 3月は別れの季節-離婚-より)

 新人歓迎会で盛り上がり、酒の勢いも手伝ってそのままホテルへ・・・と、ほんの出来心に支配され浮気。それが見事にバレて「もうあなたとは離婚よ!」と即、三下り半といったところでしょうか。

 そもそも3、4月の離婚件数の多さは、統計で顕著にあらわれています。厚生労働省の「月別離婚件数」で順位を出すと、3月の離婚件数は1990年から連続1位の記録を保持。そして1位とセットかのように、2位は4月なのだ。この傾向は遡ること59年前の1947年から同じような状況です。ちなみにその逆、離婚件数が少ない月は11月で、婚姻件数が多いのも11月なんです。

 2002年、離婚件数は史上最高の28万9836組を記録したとのこと。離婚によって「リ・シングル」(離婚で独身に戻った人)が年間50万人以上誕生していることになります。さらに恐ろしいことを言えば、2004年の離婚件数は約27万組、同年の婚姻件数は約72万組なので単純計算をしてみると・・・なんと結婚したカップルの1/3が離婚することになるんです。

 これから結婚するあなたは、その1/3にならない自信がありますか? 春は離婚の季節、と肝に銘じて気をつけましょう。そうしましょう。(平田桃子/verb)

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