総務省は10日、BBモバイル(ソフトバンク<9984>子会社)、イー・アクセス<9427>、アイピーモバイルの3社に対して、携帯電話の参入認定書を交付した。新規参入は1994年のデジタルホン(現ボーダフォン)とツーカー以来、12年ぶり。

 9日に総務相の諮問機関である電波監理審議会が、3社の参入を認める答申をまとめたことから、同省が認定を行った。

 このうち、BBモバイルは1.7ギガヘルツ帯の周波数で、音声とデータ伝送サービスを展開する。NTTドコモの「FOMA」やボーダフォンの「Vodafone 3G」で使われているW-CDMA方式を採用し、2007年に全国でサービスを提供する予定。加入数は2011年度末で669万件を見込んでいる。

 また、イーアクセスは505万件、データ伝送に特化するアイピーモバイルは1160万件(いずれも2011年度末)の加入数を見込んでいる。【了】

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11月10日動画ニュース