杉山茂樹のBLOG
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日本代表、最大の心配点は「監督の言語技術力」
11月20日に開幕するカタールW杯。日本代表にとって最も心配な点は何かと問われれば、筆者は迷わず監督だと答える。選手ではない。これは代表チーム…
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いま鹿島アントラーズの監督はやるだけ損? クラブはどんなサッカーを目指しているのか。
「鹿島アントラーズは勝たなければならないクラブです。今年も残る試合にすべて勝ち、タイトル獲得を全力で目指していきます」とは、鹿島の岩政大樹新…
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日本代表がワンランク上に到達するために
特段、魅力的とは言えない中国のU-23同然のチームに、不甲斐ない0-0の引き分け劇を演じた森保ジャパン。とはいってもカタールW杯本大会で、ドイ…
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これでいいのか!? 日本代表とJリーグの関係
香港戦(19日)を皮切りに中国、韓国と3試合を戦う東アジアE1選手権。その日本代表メンバーに招集される26人を予想することは、通常より何倍も難…
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日本サッカーに足りない「ポジションをカバーする概念」
日本のサッカー界には、依然として浸透していない常識がある。かつて筆者は欧州で監督、指導者、評論家などこの道のオーソリティから様々なレクチャ…
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スーパースターはいないが粒ぞろい。日本代表の浮沈はまさに監督の采配次第
東アジアE1選手権に国内組で臨む日本代表。森保監督は「W杯本大会に出場したことがある選手は、全員ではないですが、招集しない方向でいこうと思…
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サッカーらしさとは何か。サッカーは今、本質を考えるべき時代の転換点を迎えている
サッカーとその他の概念を一緒くたにしてサッカーを語るな。筆者が一番強調したいことの一つかもしれない。既存の概念に照らしてサッカーを語るな、…
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W杯1戦目より2戦目のスタメンに注目すべき理由。そこが森保監督の評価の分かれ目
森保一監督。筆者はその発した言葉の中で、東京五輪後に述べた以下の一言に、最も抵抗を覚える。「先を見越して戦うことはまだできない。世界の中で…
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今あらためて問う。森保ジャパンは正しい方向に向かっているのだろうか
11月21日に開幕するW杯。本番まで5ヶ月余りとなった。6月に開幕する通常のW杯ならば、現在は1月の段階になるが、それと比較すると慌ただしく感…
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ヴィニシウスのCL決勝ゴールに学ぶ、森保ジャパンの問題点
レアル・マドリーがリバプールに1-0で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)決勝。その優勝は、GKティボー・クルトワが連発したファインセーブ…
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アタッカーをどう配置するか。日本代表の一番の論点はそこにある
6月に行われる日本代表戦4試合の招集メンバー28人が発表された。今回のカタール大会から、W杯本大会の登録選手枠がこれまでより3人増の26人にな…
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カタールW杯まであと半年。混沌状態の選考レースを抜けるのは誰だ
W杯本大会は通常なら6月上旬に開幕する。いまごろは最終メンバーが発表される時期になる。ハリルホジッチ解任を受け、西野ジャパンとして臨むこと…
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ネット記事では表現できない、サッカーの本当の魅力
主流が紙からネットに変わり、書く機会が激減したのが紀行文だ。何かと体験することが多いサッカー観戦と、紀行文は本来、いい関係にあるはずだが、…
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異端派に見えるか、正統派に見えるか。イビチャ・オシムの我々へのメッセージ
2007年11月、イビチャ・オシムが脳梗塞で倒れていなかったら、日本のサッカーはその後、どのような展開になっていただろうか。オシムが亡くなったい…
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もしも今日のサッカー新聞を作るなら、何を1面にして、何を2面にするか
USLPGAツアー「DIOインプラントオープン」で畑岡奈紗が通算6勝目を飾った。初日が2位タイで、2日目が首位タイ。3日目を終了した段階では2位に…
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地元メディアの愛のある偏向報道こそ、サッカーの本来の魅力だが果たして
東京に住んでいると地方発のニュースを知る機会が少ない。地震、災害、それに重大事件が起きた場合ぐらいだ。ネット時代の盲点と言いたくなる。NH…
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W杯を勝ち抜く上での最大のテーマと、森保采配に募る不安
1-1で引き分けた清水エスパルス対ガンバ大阪の一戦は、タイムアップ寸前まで清水が1-0でリードする展開だった。G大阪の同点ゴールは、清水がそ…
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カタールW杯は本命不在の混戦。ブックメーカーはどう見ている?
抽選会の結果、ドイツ、スペイン、コスタリカorニュージーランド(大陸間プレーオフの勝者)と同じ組(E組)に振り分けられた日本。ブックメーカー…
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どういうサッカーがしたいのか。W杯出場を決めてなお疑念が募る日本代表
DAZNで解説をしていた元日本代表選手は、三笘薫が先制ゴールを決めた瞬間、絶叫するような、声にならない声を発していた。2-0で日本代表が…
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他クラブにはない価値観を追求せよ。モーベルグ加入で改めて想起する浦和レッズの役割
浦和レッズ。前評判はけっして悪くなかった。6位だった昨季の成績を上回ることは確実。優勝争いにも加わるのではないかーーとする声も少なくなかっ…
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ウクライナ対ロシア。サッカーの記者席から見る両国の関係
ウクライナを最初に訪問したのは、チャンピオンズリーグ(CL)でディナモ・キエフがベスト4に進出した1998-99シーズンの4月。名勝負となった98-…
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多機能型選手をいかに作り出せるか。横浜F・マリノスは最高の学習教材
Jリーグは序盤5節を終了して、横浜F・マリノスと川崎フロンターレが1位と2位をともに勝ち点10、得失点差2で走っている。消化試合数にバラツキ…
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交代枠5人をいかに使うか。新生FC東京に見る多機能選手の使い方イメージ
先週金曜日に行われた川崎フロンターレ対FC東京で開幕した2022年シーズンのJリーグ。レアンドロ・ダミアンのヘディングシュートが決勝ゴールとな…
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日本のサッカーは″何色”か? グリーンの横縞がバッチリはまる旗手に期待する多機能性
ユニフォームの色で一番多いのが赤。2番目が青だと言う。赤、青とも色の幅が広い。セレッソ大阪のピンクも、ジュビロ磐田のサックスも、赤であり青…
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無限大の選択肢を使いきらないのはなぜか。なおも残る森保采配への疑問
前回のこの欄で、次戦サウジアラビア戦(2月1日)のスタメンが、中国戦(1月27日)と一緒であることの問題について記した。森保監督が試合前の会…
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本大会ベスト8を狙うのなら――。引っかかりは中国戦の采配にある
森保監督は、中国戦から中4日で行われるサウジアラビア戦のスタメンについて「中国戦で先発した選手をベースに考えている」と述べた。この原稿は、…
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W杯本大会ベスト8を狙うなら。多機能型選手の活用は必要不可欠だ
吉田麻也に続き冨安健洋も怪我で代表メンバーから外れることになった。この2人。森保ジャパンでは不動のセンターバック(CB)として括られるが、…
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聖地としての適正、アクセス、オミクロン株……。いま埼玉スタジアムで代表戦を行うべきなのか
オミクロン株の感染拡大の影響で今月27日と来月1日に行われるW杯アジア最終予選、中国戦とサウジアラビア戦のスタンド観戦に、条件が加えられた。…
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まるで見出しにならない0−0のサッカーのよう。森保監督の発信力に疑問を抱くワケ
選手と監督。日本のサッカーで物足りなさを覚えるのはどちらか。監督のレベルと選手のレベル。高いのはどちらか、と言い換えてもいい。指導する側で…
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新年にこそ改めて言いたい。サッカーは面白くなきゃダメ!
2022。ワールドカップイヤーと言われても、足音が聞こえてこないというか、実感があまり湧いてこない。予選がまだ終了しておらず、開催時期も6月〜…