ライブドア・ニュースが公募中のパブリック・ジャーナリスト(市民記者)の第1回研修会が15日、東京港区の六本木ヒルズ内ライブドア本社で開かれた。関東地方は朝から冷たい雨が降り、強い風が吹く悪天候だったにもかかわらず、都内や横浜市などから応募者23人(うち女性3人)が参加。ジャーナリストとしての心得や、取材方法、記事執筆法など実践的な技術を、約7時間半にわたって熱心に学んだ。

 インターネットを利用した市民参加型の記者ネットワークとなる「ライブドアPJニュース」は2月にスタートする予定。研修を受け、記者登録した市民記者は、独自に取材活動を展開して寄稿する。記事のテーマは自由で、掲載されれば原稿料も支払われる。

 受講した東京都目黒区、無職安居院(あぐい)文男さん(61)は「会社を退職したので、何か役立つことをしたいと思って応募した」と志望動機を話し、「興味を持って読んでもらえるよう、身近な話題を分かりやすく書きたい。物事の裏や背景にも突っ込んでいければ」と意気込む。

 現在のところ、応募者は約500人。ライブドアのホームページ上で常時募集しており、研修会も順次開く。第2回は今月30日にライブドア本社で、第3回は2月上旬に大阪市内で開催する予定。【了】

写真は上から、ディスカッションする受講生たち、「身近な話題を書いていきたい」と意気込む安居院文男さん(撮影:吉川忠行)