がーん！父親から1億イタリア・リラを相続した女性、ユーロ札との変更期限が切れのため価値ゼロに！
もしも、莫大な遺産が紙切れに変わってしまったら？
アドリア海に面するイタリアの都市、ペーザロに住むクラウディア・モレッティさんは、亡くなった叔父さんの遺産を相続、数ヶ月前に遺品を整理していたところ、金庫の中から1億リラ（旧イタリア通貨）を発見したとのこと！
換算するとおよそ725万円とみられるお金を手にしたクラウディアさん、家を相続したことに加え思わぬ大金を手にして大喜び。
イタリアはすでにユーロ制に移行しているため、早速中央銀行に出向きユーロに換金しようと試みたところ、銀行から返ってきたのはなんと「交換期限切れのためただの紙切れです」との答え！
弁護士を雇い、なんとか銀行の決断を覆そうと試みたものの、結局失敗。イタリアの中央銀行は2002年1月1日にユーロ制に移行する前から貨幣交換期限を設けていたため、2011年12月6日までに交換されなかった紙幣や硬貨は、価値を失ってしまったそう。
ただ、こうしたお札の交換期限は同じユーロ圏でも各国まちまちで、ギリシャやフィンランド、フランスなどは2012年に期限切れに。一方で、ドイツやアイルランドなど9カ国は無期限で交換を受け付けているとのこと。
生まれた国が違えば一躍大金を手にしたはずのクラウディアさん、無念の気持ちが伝わってきますが、ひとまずは家をもらえたことで良しとできたでしょうか？
参考：
Woman finds 100 MILLION lire in her safe - only to be told it’s worth NOTHING because Italy has had the euro for more than a decade
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2583761/Woman-finds-100-MILLION-lira-safe-told-worth-NOTHING-Italy-euro-decade.html
