インテルのマッシモ・モラッティ会長が5日、ピネティーナの練習場を訪れ、チームのトレーニングを見学し、ランチをともにした。同会長はワルテル・マッツァーリ監督やチームドクター、チームマネジャーらとも話をしている。

終了後、モラッティ会長は報道陣の取材に応じた。まずはディフェンスの強さが戻ってきたことについて、このように話している。

「勝者のチームにとって強い守備は非常に重要だ。私は子供のときにそれを当時のインテルから学んだ。我々が勝ったときは、常にディフェンスが機能していたんだよ。今は再びそういう守備を持ち始めているね」

その功績は新加入の選手たちによるものなのだろうか。それとも、マッツァーリ監督の貢献だろうか。

「若手を獲得したのは、彼らがすでに準備できているからだよ。ポテンシャルもあったんだ。その点では間違っていなかった。そして、クラブの方針に賛成し、何よりもその状況を生かすことのできる指揮官が必要だ」

「マッツァーリはすでにサポーターの心をつかんだ? 当然だ。すごく仕事をしているからね。選手と同じように、彼はピッチでやるべきことをやっている。例えば(ポール・)インスのようだ。彼がウチにいたのは1年半だったが、素晴らしいインテリスタであり、人間としても素晴らしかった。だから、彼は全員の記憶に残っている。マッツァーリには明確な考えと、選手たちやクラブと非常にうまくやる力があるんだよ」

最後に、モラッティ会長は次節ユヴェントス戦のチケットが完売ペースで売れていることについて、このように話した。

「正しいことだと思う。いずれにしても期待の大きい試合だからね。そして、両チームともうまくやっている。私もサポーターと同じように待ち望んでいるよ」

来週、モラッティ会長はクラブ株式の70%の売却に関して、インドネシアの実業家エリック・トヒル氏と交渉する見込みだ。