インテルは10日のセリエA第28節でボローニャと対戦する。クラブの創立105周年、マッシモ・モラッティ会長の信頼、レオナルド氏復帰のうわさ、カターニア戦での挽回劇を打ち消すトッテナム戦での0−3の黒星。アンドレアッツォーリ監督は、次のように話している。

「私にとって、インテルの監督でいることは、これ以上ないほど誇らしいことだ。夢の実現だよ。敗れた後でも多くの人がクラブ、チーム、私の近くにいてくれたことは、大きな後押しとなった。サポーターは今がどんな時期かを理解し、そばにいてくれているんだ。これは2重の力となる」

「次の木曜に敗退について話さなくていいように願っている。だが、突破は非常に難しい。我々はトライするよ。とても悔しいのは、トッテナムが絶好調で、我々は多くの選手を起用できなかった中での対戦だったということだ。我々はこの大会を軽んじなかった。相手の功績を認める必要がある」

「練習再開を1月2日にしたこと? 2カ月も経ってから起きたこととは関係ないよ。3位という目標? もちろん、クラブはチャンピオンズリーグ(CL)復帰を望んでいる。ミランやナポリを追いかけられるか? 自分たちのことを考えよう。いずれにしても、ジェノアに勝ったミランの道に我々はまだいるんだ」

「(アントニオ・)カッサーノはオーバーウェイトではない。そういうのは我々内部のことだが、いずれにしても私はまったくそう思っていないよ。最近のテストでは予定どおりだ。(ジャンパオロ・)パッツィーニとのトレード? 満足しているよ。あのときは求められていたことが違っていたんだ。ミランはセンターフォワードを必要としていたし、インテルは(ディエゴ・)ミリートや(ロドリゴ・)パラシオと一緒にプレーできる選手を探していた。それに、会長が満足と考える金銭的な補償もあった。ウチにはセンターフォワードが2人いたんだ。つらい選択だったが、私は過去に戻っても100回同じことをする。ミリートに賭けつつ、ね」

「困難があるのは普通のことだと思う。会長は選手や指揮官を土台としたプロジェクトをスタートさせた。今季は浮き沈みがあったね。問題が出てくるまでは、首位に勝ち点1差のところまでいった。それからたくさんの問題があって、それがウチの今季を特徴づけたんだ。言い訳ではない。我々は走り続ける。メルカートに関してもね。最初の黒星でプロジェクトを議論するようではいけない。大げさな批判? ここがいかに要求の大きなところなのかを理解したよ」

「(アレッサンドロ・)ディアマンティはイタリアで最もフリーキックがうまい選手だ。私は(フアン・パブロ・)カリソに大きな信頼を寄せている。彼の獲得を望んだのは、(ヴィド・)ベレツをよりよく成長させるために、(サミル・)ハンダノビッチがいないときに準備をしておくためだよ」

「(クリスティアン・)キヴは信頼の置ける選手だが、連続して多くの試合に起用するのは危険だ。(ズドラフコ・)クズマノビッチや(トンマーゾ・)ロッキ、(デヤン・)スタンコビッチ、(エセキエル・)スケロットといった選手たちが戻ってきたし、彼らがフレッシュなエネルギーをもたらしてくれるだろう。最もフレッシュな選手たちを起用する。戦術的・技術的に難しく、大変な試合だからだ」