アンドレア・ストラマッチョーニ監督と衝突し、FWアントニオ・カッサーノが招集メンバーから一夜明け、3日は和解の日となった。セリエA第27節でカターニアと欧州カップ戦出場権を懸けて戦ったインテル。ピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)は試合前に、少なくとも部分的に状況を取り戻す発言をしている。

「アントニオは自分が間違ったことを理解した。監督とクラブの決定に従ったよ。大事なのは、プロフェッショナルであることだ。ストラマッチョーニは昨日の会見でも明確だったと思う。この件はすでに終わりだ。明日、アントニオも含めてチーム全体がアッピアーノに集まる。トレーニングをし、ロンドンでのヨーロッパリーグのトッテナム戦に向けて最善の準備をするためにね」

試合後には、ストラマッチョーニ監督もカッサーノの件についてこのように話している。

「今から最後まで全員が必要となる。カッサーノもね。アントニオが再合流しなければいけないということはない。なぜなら、彼は決して外れてなどいなかったからだ。どんなドレッシングルームでも、激しい議論というのはある。8月1日から今日までたくさんしてきた。それは外に出なかったがね。意見の交換はあるだろう。アントニオを外したということはまったくない。私の選択だった」

指揮官は「明日も練習があり、ほかの全員と同じように彼もいるだろう。木曜に向けてベストの準備をする」と、カッサーノがトッテナム戦の遠征に含まれることを認めている。

また、MFエステバン・カンビアッソも試合後、カッサーノについて言及した。

「サッカーはサッカーだ。起きたことについて、人は多くを知るけれど、幸いにも表に出てくるのは、実際に起きていることよりもずっと少ない。とにかく、チームはまとまっているよ。今日の勝利がそれを示している。逆に言えば、分裂したチームだったら、(逆転は)不可能だっただろう。僕はイタリアに来て、ナーバスなチームが勝利のチームになるということも学んだんだ」

グループはどのようにカッサーノを再び迎え入れるのだろう。

「もうあまりに多くのことが表に出てしまった。僕はいつもの朝と同じようにあいさつするさ。ほかの全員と同じようにね。何もなかったかのようにさ。明日、彼は僕らと練習する。1試合の出場停止だったとしようよ。だから、明日は全員であいさつする。再会を喜んで、ね」