「良いサッカー選手は良いアタマから」。このスローガンとともに、ユヴェントスはジョヴァニッシミ（U-15）からプリマヴェーラ（U-20）の子供たち向けの学校「ユヴェントス・カレッジ」を開いた。

「欧州のほかの国で組織されていることが、我々の国では特別なこととなる。イタリアのシステムは衰えているよ。この点においても、我々はビリなんだ」と語ったジュゼッペ・マロッタ代表取締役は、この機会にほかのテーマについても話している。

「我々はチャンピオンズリーグ（CL）復帰に満足している。ユーヴェの歴史、その品格にふさわしい舞台だ。我々には、去年のリーグ戦や北京でのスーペルコッパで見せたのと同じハングリーさがある。できるだけ勝ち進めるように、全力を尽くしていくよ」

「イタリア国内で我々が目標とされるのは当然だ。我々は現王者なのだからね。だが、今年はまたすべてがゼロになったんだ。最終的には、どこが最も優れていたのか、ピッチが示すことになる。選手たちはすでに（アントニオ・）コンテ監督のメソッドを知っており、これはアドバンテージだね。だが、監督はうまく去年と同じ大きなモチベーションを選手たちに伝えなければならない」

「（違法賭博・八百長事件の）カオスができるだけ早く終わることを願っているよ。新聞の紙面はこの件ばかりで埋まっているし、実際のサッカーについての記事はどんどん減っている。近く、紙面が再びスポーツ面の話で埋まることを願っているよ。仲裁裁判所への提訴？　我々はこの上なく自信を抱いている」

「チームは完成されている？　リーグ戦とCLの両立においてどうやれるか、テクニカル部門とそのスタッフが分析することの一つだね。両立を踏まえた練習をし、ケガの予防をしなければいけない。その意味で、コンテ監督やスタッフの高いプロ意識に大きく期待している」

「１月も（フェルナンド・）ジョレンテを追い続けるか？　我々が交渉したこともない選手たちのことが話題にされるね。例えば、ラツィオへの敬意という点でもはっきりしておきたいのだが、我々が（モビド・）ディアキテと交渉したことはないし、彼がユヴェントスの選手になることはないだろう。CLでの経験を経て、リーグ戦の状況を見つつ、１月にどうすべきかを見ていくよ」

「（ニクラス・）ベントナー？　私は少ししか見ていないが、コンテ監督は満足しているし、彼については良い評価を聞いている。それに、彼は若いし、ハングリーだ。我々にとって重要な特徴だよ」

「我々は監督とともに、我々の役に立つだろう選手たちの特長をリストアップした。その一人が（ステファン・）ヨベティッチだったことは隠さないよ。だが、ユーヴェは常に正しく動いた。それは明確にしておきたい。ヨベティッチに関しても、まずはフィオレンティーナと話し、それから選手と話した。ヨベティッチが重要な選手なのは確かで、それは疑いない。だが、彼はフィオレンティーナの選手であり、彼の未来を決めるのはヴィオラだけなんだよ」