インテルは1日に中国の投資グループとの協定を発表した。株式の15%を取得する新たなメンバーたちに対し、マッシモ・モラッティ会長が最初に贈るプレゼントは、サンパウロMFルーカス・モウラになるかもしれない。マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)がブラジルに飛んでおり、サンパウロに重圧をかけ続けている。

モラッティ会長は2日朝、「中国鉄建」の代表者たちとクラブオフィスで会談した。インテル取締役会の新たなメンバーであるファブリツィオ・リンディ氏は、『ガゼッタ』の記者に対し、今回の合意について次のように語った。

「モラッティ会長によるパートナーシップで、素晴らしいチャンスとなるはずだ。プロジェクトを発展させていけば、もっと正確なことが言えるだろう。スタジアム? その件について話したいと思うが、あくまで冷静にね。重要なのは、中国のパートナーが我々の市場、そしてインテルを信頼したということだ。『中国鉄建』は世界で最初の建設グループだ。2008年のオリンピックで使われた北京のスタジアムも建てている」

一方、モラッティ会長は「我々はこの合意に満足しているし、誇りに思っている。スポーツ面だけではなく、金銭的経済的にも重要だ」とコメント。新スタジアムについては、「中国のような国がイタリアに投資するのは非常に重要だ。スタジアム計画はこれから生まれる。最善策を検討していこう」と続けた。

なお、ルーカスについては「ブランカがブラジルに? イエス。だが、話をまとめるためではなく、状況を追い続けるためだ」と述べている。そのブランカTDは、1日にサンパウロと会談。インテルは話をまとめようとプレッシャーをかけているが、サンパウロはルーカスの契約を18カ月延長して抵抗しようとしている。もちろん、これはインテルにとって良い知らせとは言えない。

だが、インテルが狙うのはルーカスだけではないかもしれない。コリンチャンスMFパウリーニョへの道にも残っているようだ。この夏、インテルの補強候補に挙がったが、7月中旬にコリンチャンスと新契約をかわした選手である。だが、アンドレア・ストラマッチョーニ監督は彼を気に入っている。ローマFWパブロ・オスバルドへの関心も噂され続けている。ナポリMFアンドレア・ドッセーナや、現在フリーのMFロイストン・ドレンテも気に入っているところだ。