2011年に、最も活躍したスポーツ選手に贈られる日本スポーツ賞（読売新聞社制定）の第61回受賞者の表彰式が13日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われ、2011年の女子W杯を制した、なでしこジャパンがグランプリに選ばれた。

　過去のグランプリには、金メダリストの鈴木大地(水泳)や高橋尚子(マラソン)など、歴史的快挙を成し遂げた選手や団体が数多く受賞しており、なでしこジャパンも2011年W杯の初制覇の活躍によってグランプリに選出された。　

　2011年日本スポーツ賞には、なでしこジャパンの他に、昨年の世界選手権男子ハンマー投げで優勝し、特別賞に決まった室伏広治や、同じく特別賞を受賞した体操の内村航平が参加し、それぞれ今年の夏に控えるロンドン五輪での活躍を誓い合った。　

■日本スポーツ賞とは　
　日本スポーツ賞は、読売新聞社が主催するスポーツ賞で1951年に制定された賞である。この賞の受賞者は、その年の1年間において顕著な活躍をした選手あるいは団体が選出され、表彰式は当該年の翌年1月末頃に行われる。1964年よりオリンピック開催年にはオリンピック特別賞が設けられた。　

　■2011年の受賞者　
【大賞】　なでしこジャパン　
【特別賞】室伏広治、内村航平