ミランFWズラタン・イブラヒモビッチは、自伝の中でバルセロナ時代のことを振り返り、ペップ・グアルディオラ監督との険悪な関係を明らかにした。だが、5日の記者会見で、グアルディオラ監督はイブラヒモビッチに対して反論したりはしなかった。

「出版社というのは、都合が良いときに本を出すものだ(3週間後にはチャンピオンズリーグのミラン対バルセロナ戦が控えている)。問題は何もないし、私から言うことは何もない」

「こういうことが個人的な問題になっていくことは望んでいないし、彼が移籍したときに言ったことを繰り返すよ。我々がリーガで99ポイントを獲得し、チャンピオンズリーグ準決勝まで進んだあのシーズンに彼がやってくれたことについて、私は感謝している。彼の幸運を願っているよ」

「ほかのシーズンと同じように、あの年もドレッシングルームの振る舞いは素晴らしかった。シュトゥットガルトやビジャレアルとの試合を除き、イブラはほぼすべての試合に出たんだ。そして、素晴らしい結果を残し、我々を大きく助けてくれた。どうして私が彼の幸運を願えないのか、理解できないね」

記者がイブラヒモビッチについて3回目の質問をすると、グアルディオラ監督は「何も言うことはない」と一蹴。一方で、心臓の手術を受けたミランFWアントニオ・カッサーノについては、次のようにエールを送っている。

「最も大切なのは、カッサーノが万全の状態に回復することだ。最初の情報の時点では、すごく驚いたからね。この期間に彼が食べ過ぎず、太り過ぎず、素晴らしいレベルで戻ってくることができるように願っているよ」

「同じことは(目のトラブルで離脱中のジェンナーロ・)ガットゥーゾにも言える。彼が2週間のうちにミランでのプレーに戻れると良いんだが」