韓国紙・アジア経済はこのほど、「韓流文化は現在、中国をはじめアジアの多くの国家でブームとなっている。韓国は韓流によって、アジア文化をけん引する資格を備えた」と評した。7日付で環球時報(電子版)が報じた。

 アジア経済は、「韓流文化は中国に深く入り込み、例えば上海の学生はみな韓国ポップスを携帯の着信音に設定し、中国西北の辺境地域でも農村女性はマージャンをせずに深夜まで韓流ドラマを見る。また東北部の韓国料理屋には行列ができている。韓流ドラマが中国人に支持されるのは、中国人にとって明日のわが身と見なされているからだ」と報じた。

 さらにアジア経済は、中国人にとって韓流は単なるエンターテインメントではなく、未来の生活の夢であり、これによって韓流は強く支持されていると主張した。

 中国人の韓流好きにはもう一つの原因があるとし、中国と韓国は歴史・地理・人文においても深い関係があり親和性が高いため、中国人には韓流を受け入れやすい素地(そじ)があると報じた。現在、伝統と現代化、本土文化と欧米文化の摩擦の中にある中国にとって、一歩先を行く韓国は外来文化を受け入れるかの手本を示していると主張し、「韓流がアジアに一種の充実した価値観を提供したという点において、アジア人は韓流に感謝する姿勢を持っているはずだ」と指摘している。

 最後にアジア経済は、韓流は民族色を持ちながら、十分に現地化され、かつ独自の味わいを持ち、東洋人特有の謙譲・内省の美学を持っていることから、中国をはじめとするアジア国家で愛されるのは当然だと締めくくった。(編集担当:及川源十郎)