アーセナル、ゲッツェに44億円のオファーもドルトムントは拒否

写真拡大

 アーセナルは、ドルトムントに所属するドイツ代表MFのマリオ・ゲッツェを獲得するために4000万ユーロ(約44億円)のオファーを提示したものの、拒否されていたことが分かった。ドイツ誌『キッカー』が報じている。

 今夏、セスク・ファブレガスをバルセロナに、サミール・ナスリをマンチェスター・Cに放出したアーセナル。中盤の駒不足は明らかで、補強の必要性が指摘されていたがターゲットとなったのはゲッツェだった。

 しかし、ドルトムントはアーセナルからのオファーを拒否。それもそのはず。ドルトムントはヌリ・シャヒンをレアル・マドリードへと放出した影響で昨シーズンの圧倒的なパフォーマンスを示せず、これ以上主力選手の放出を希望していない。加えて久々のチャンピオンズリーグ参戦を控えており、他ならぬアーセナルと同グループ。仮に移籍が実現すれば、直接的なライバルに中心選手を引き渡すことになるのだ。

 アーセナルはトランスファーマーケット閉幕間際に活発な動きを見せているが、ゲッツェへのオファーも含めて場当たり的な印象が否めない。また、チーム力を向上させる補強というよりも、主力の移籍に伴う“穴埋め”的な意味合いが強く、後手に回った印象をぬぐえない移籍市場夏の陣となっている。

[写真]=千葉格

【関連記事】
アーセナルがパク・チュヨン獲得を発表…背番号は「9」に
マンUに8失点のアーセナル、メルテザッカー獲得で守備強化へ
ナスリ、6月に移籍決断と激白「アーセナルは最高の選手を売るクラブ」
ファン・ペルシー、8失点の大敗に「けがや出場停止は言い訳にならない」
韓国紙「日本が北朝鮮に足元をすくわれれば、C組は迷宮入りの可能性も」