英プレミアリーグの名門、アーセナルが30日に韓国代表の主将を務める朴柱永(パク・ジュヨン)選手の獲得を発表した。一方、本田圭祐選手へのオファーを否定したベンゲル監督のインタビューも韓国のインターネットで注目を集めた。韓国メディアが相次いで伝えた。

 アーセナルは球団のホームページで、「モナコのストライカー朴柱永と契約に合意した」と発表した。背番号は9、ユニフォームの名前は「J・Y・Park」。契約期間や移籍金など詳しい契約条件は明かされていない。

 韓国メディアは「史上9人目の韓国人プレミアリーガー誕生」などと相次いで報じた。「攻撃陣に大きな力になることを期待する。価値のある獲得になることを信じる」とするベンゲル監督の発言や「アーセナルの一員になったことを誇りに思う。自分の価値を証明してみせたい」との朴選手の意気込みのコメントなどを伝えた。

 一方、朴選手のアーセナル移籍がほぼ確実と伝えられた30日、ベンゲル監督が19日に行われた球団の公式記者会見で本田選手の獲得に関する質問を受け、「NO」と即答した動画も韓国内では話題を集めている。

 韓国の複数メディアは「ベンゲル監督が本田の獲得を否定した」と伝え、「これでアーセナルが本田の移籍金が高くて、朴柱永の獲得に出たとする日本の報道は事実ではないことが判明」したとの日本国内の関連報道を批判的に取り上げた。(編集担当:金志秀)