ロサンゼルス・ギャラクシー戦のだらしないヒールキックは、ロベルト・マンチーニ監督だけを怒らせたわけではない。マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリに対して、多くの選手が不満を持っている。

チームメートであり、バロテッリの友人の一人でもあるMFナイジェル・デ・ヨングは、決定機にふざけたシュートを放ったことを快く思っていない。バロテッリの成長を望んでいる。

「みんなが彼を助けようとしている。僕だけじゃないよ。でも、彼は変わらなくちゃいけない。マリオは僕たちが話すことに耳を傾けている。ワールドクラスの選手になるための才能を持った選手だ。でも、こういったことを繰り返していたら、そういったクオリティーを逃すことにもつながるかもしれない。いつも、彼の態度ばかり話題になる。僕たちは2週間半の間、良い練習をしてきて、彼もここまでの試合で良くやっていた。でも、こういった態度は改めないといけない。正しい姿勢を身につけるべきだ」

バロテッリの態度をよく思っていないのは、チームの仲間だけではない。対戦相手だったMFデイビッド・ベッカムも良い印象は受けていないようだ。

「オフサイドだと思ったのか、そうじゃないのかは大切なことではないよ。プロらしくプレーをして、しっかりとゴールを奪うべきだった。マンチーニが言ったとおりだ。たくさんの子供たちが試合を見に来ている。マリオは偉大な選手だけど、まだ若い。もっと良くなるはずだ。ただ、僕がマンCの監督じゃなかったのは幸運だよ」

また、ニューカッスルMFジョーイ・バートンは、自身のツイッターで、「彼はクレイジーだ」とつぶやいている。

「彼のふざけたプレーは面白いね。常軌を逸していることこの上ない。こういった複雑な人間にどう接するべきかって? こういった悪い態度が変な方向にいかないかと本当に心配だ。彼に必要なのは思いやりであり、批判ではない。彼は良くない方向に向かっている。手遅れになる前に立ち向かわなければいけないはずだ」