インテルには平穏がないようだ。レオナルド監督、MFヴェスレイ・スナイデル、FWサミュエル・エトーに続き、今回マッシモ・モラッティ会長にとって問題となったのは、DFルシオだ。同選手の代理人であるサンドロ・ベッカー氏が、ブラジル『グローボ・エスポルチ』に対し、マラガからオファーがあったことを明かしたのである。

インテルとの契約を1年残すルシオの残留の可能性について、ベッカー代理人は次のように話している。

「今のルシオは休息を必要としており、バカンスを楽しまなければいけない。彼がマラガからオファーを受けたのは、誰もが知っていることだ。しかし、彼が大きく望んでいるのは、欧州のハイレベルなコンペティションを戦うことだよ。ルシオは素晴らしい選手であり、偉大なクラブたちが彼に関心を抱いている。私はあらゆることをケアしており、届けられたものを彼に示すよ。ただ、それはコパ・アメリカが終わってからだ」

17日、FIFA代理人のアレッサンドロ・ルッチ氏は、「ルシオを評価するクラブはたくさんある。彼の希望はインテルに残ることだ。だが彼は、インテルでの状況がどうなるかを見たいと思っているんだよ」と語った。

一方、マッシモ・モラッティ会長はFWサミュエル・エトーの去就について、「まったく心配しなければいけないことはないと思っている」と強調。DFダヴィデ・サントンの代理人であるレンツォ・コントラット氏は、「今のところ、ダヴィデは契約どおりにインテルへ戻る。クラブが新監督を決めたら、どんなシナリオが待っているかが分かるだろう」と話している。