松井秀喜が所属するオークランド・アスレチックスが、ボブ・ゲレン監督を解任。後任にはボブ・メルビン（49歳）が就くことになった（６月９日付公式HP）。

　今季が契約最終年だったゲレン監督だが、最近は選手や元選手からその手腕に対して非難が向けられるようになっていた。

　ゲレン監督はアスレチックスの指揮官となって５年目で、その間の成績は334勝376敗（今季は27勝36敗）。水曜日の対ホワイトソックス戦に負けて９連敗中で、アメリカンリーグ西地区首位から８ゲーム差の最下位に甘んじている。

　木曜日から早速指揮を執ることになるメルビン新監督は、マリナーズ（156勝168敗）とダイヤモンドバックス（337勝340敗）で監督を務め、2007年にはダイヤモンドバックスを90勝72敗のリーグ最高の成績に導き、その年のナショナルリーグ最優秀監督に選ばれた。

　アスレチックスはここ数週間でダラス・ブレイデン、ブレット・アンダーソン、ブランドン・マッカーシー、タイソン・ロスの先発投手４人が故障でローテーションから外れ、今週はベテランのマーク・エリス二塁手も故障者リスト入りした。メルビン監督はこの厳しい状況を引き継ぎながら、チームを立て直していかなければならない。