いじめを無くすため生徒同士が触れることを全面的に禁止…イギリスの高校
いじめの問題は世界中にあり、簡単に解決できることではありません。
それだけに様々な対策が試されていますが、イギリスのとある高校が変わった方法を採用したことで注目を浴びています。
なんと生徒同士が触れ合うことを一切禁じてしまったのです。
ロンドン南部の高校"Quest Academy"では、昨年9月に生徒がよくやるハグ、ハイタッチ、握手にいたるまで全てを禁じました。友達とハグしたことで居残り罰を受けた生徒の母親は、親愛表現する行為まで禁じてしまうのは行き過ぎだと反発しています。
アンディ・クロフト校長は、「身体的な接触は不良行為やいじめにつながり、喧嘩に発展しやすい」と述べています。また、直接のインタビューには応じなかったものの、この規則がいじめの対処に大いに役立っていると言い、劇的にいじめなどが減るなどめざましい効果があったとのことです。
イギリスの学校はハイスクール(12歳〜17歳)を含め、校長の権限が強いことから校長の采配によって学校のカラーが出やすいのですが、さすがに身体的な接触を一切禁止するのは劇的であると注目されています。
日本は欧米に比べると他人同士の接触が少ない文化ではありますが、さすがに一切禁止となったら友達関係も大きく変わってくるのではないでしょうか。いじめを無くすためのベターな解決策なのかもしれませんが、少し寂しい気がしますよね。
School bans hugs and handshakes
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