欧州5大リーグ(英・仏・独・伊・西)所属の選手を評価するカストロールランキング最新版で、独シャルケに所属する内田篤人選手がDF部門でアジア1位の評価を獲得していることがわかった。全ポジション中でもアジア2位の評価を受けており、欧州CLなどでの活躍により、名実ともにアジアを代表する選手として評価を上げている現状がうかがえる。

全選手中、アジアで最高評価を受けているのが豪州のティム・ケーヒル選手(MF/英エバートン所属)の総合40位(747ポイント)。内田選手は同選手に大きく離されているものの、総合335位(605ポイント)にランクインした。続くアジア3位は総合457位(579ポイント)に入った豪州のマーク・シュワルツァー選手(GK/英フラム所属)となっている。この結果から、内田選手はDF部門でアジア1位になったというわけだ。

カストロールランキングは各国リーグ戦、および欧州CLにおけるチームの勝利への貢献度を重視したランキング。ポジションに関係なく、パスやタックルの成否、走行距離などをポイント化し、プレイ時間で割ることで各選手に毎月ポイントが加算されていくシステムだ。あくまでもゴールに絡むプレイをしたか否かが評価を大きく左右するため、一部のサッカーファンからは「一方的だ」と不満の声も聞かれるが、それだけ内田選手がチームの勝利のために“効果的なプレイをしている証拠”とも言えるだろう。

なお、FW部門では韓国のパク・チュヨン選手(仏モナコ所属)がアジア1位(518ポイント・総合757位)の座を獲得。そのほかの日本人選手は香川真司選手(MF/独ドルトムント所属)は総合513位、長友佑都選手(DF/伊インテル所属)は総合981位、長谷部誠選手(MF/独ヴォルフスブルク所属)は総合1054位、森本貴幸選手(FW/伊カターニア所属)は総合1765位、岡崎慎司選手(FW/独シュツットガルト所属)は総合1869位、家長昭博選手(MF/スペイン・マジョルカ所属)は総合1978位にそれぞれランキングされた。