内田の最大の理解者ノイアーがシャルケとの契約延長を拒否…今夏に移籍濃厚

写真拡大

 シャルケは、ドイツ代表GKのマヌエル・ノイアーと新たに契約を延長することはないと、公式HPで発表した。

 シャルケとノイアーの間には2012年まで契約が残っている。とはいえ、絶対的守護神を残留させたいシャルケは契約延長を目指していた。しかし、交渉を行った結果、契約延長しないことで合意。今回の公式発表に至っている。

 ノイアーはこの決断について、「今回の交渉をするにあたって、外部から影響を受けたということはない。色々と報道されているかもしれないがすべて事実無根だ。また、(フェリックス・マガトからラルフ・ラングニックに)監督が交代したことも影響していない。監督、そしてシャルケファンには感謝しなければならない。20年間、クラブに忠誠を尽くしてきたが、可能性を広げたいと思っている」とコメントしている。

 両者の契約は2012年まで残っているとはいえ、契約が切れれば移籍金は発生しなくなる。ノイアーが貴重な戦力である一方、移籍交渉がまとまれば多額の移籍金が得られることも確実。このため、今夏にもクラブから去ることが濃厚になっている。なお、ノイアーの移籍先としてはバイエルンやマンチェスター・Uが有力であると報じられている。

 内田篤人にとって、ノイアーはよき理解者。東日本大震災が発生し、日本へ向けたメッセージを送ろうとした際に、背中を押したのは他ならぬノイアーだった。チームにとっても絶対的守護神であるだけに、ノイアーの放出はシャルケにとって大きな痛手となりそうだ。

【関連記事】
移籍が噂されるノイアーが注目発言「自分の将来に決断を下した」
シャルケ、守護神ノイアー残留に向けて3年総額25億円を提示
記念すべき試合を台無しにされたノイアー「何てばかげたことを」
長友と内田が欧州最高峰の舞台で見せた新たなステップ
ひとり歩きする「優勝」の二文字、浦和のペトロヴィッチ監督には結果が求められる