エジプトに足止めの韓国人「日本人や中国人が捨てた食べ物を拾ってしのいでいます」

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連日の反政府デモで混乱が続くエジプトのカイロ空港では、今も多くの人が足止めされている。大半は空港での宿泊を余儀なくされているが、現在カイロ空港にいるとみられる韓国人は4日、ツイッター上で韓国大使館員の対応の悪さをつぶやいた。

書き込みをした韓国人は、各国の大使館員や旅行会社が自国民に差し入れなどをしているのに対し、韓国の大使館員は非常に対応が悪いという。

まず、現地の韓国大使館を批判する。「ここはエジプトのカイロ空港で3日目宿泊中。お腹が空きました。中国、日本、米国はもちろん、ヨーロッパ各国は、大使館員らが自国民を守るために空港で徹夜していますが、韓国はいない」。

差し入れの内容に関する不満も続く。「昨日、大使館員が食べ物を持ってきたというので開けてみると、ポテトチップス数枚? 韓国人同士で分け合って食べました。日本人はお弁当、中国人はサンドイッチ、果物などを食べて、食べきれないからと捨てていました」

「中国や日本が捨てた食べ物を、韓国人は拾って食べました。それから、中国や日本は無料で自国便で帰れるのに、韓国は200万ウォン(14万円)の追加運行でチャーター便。韓国人は一晩中待って、他国の飛行機に乗って帰ります」といらだちをぶつける。

だが、この韓国人が主張する「日本人はお弁当を食べていた」「食べ物が余って捨てていた」という内容は、日本のメディアが「30時間で差し入れは軽食1回だけ」「空腹に絶えた」と報じた内容と大きく異なる。韓国メディアはツイッターの書き込み主について、“カイロ空港にいる韓国人観光客”と報じているが、定かではない。

カイロ空港で足止めされた韓国人約970人のうち、2日の定期便と3日のチャーター便で430人が帰国した。


参照:「中国、日本人が捨てた食べ物、韓国人は拾って食べます」 - アジアトゥデイ
参照:「ここはエジプト空港、3日目野宿中腹がへります」 - アジュ経済

(文:林由美)

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