2003年の阪神タイガース監督退任以来、8年ぶりに日本プロ野球界の第一線へと戻ってきた東北楽天ゴールデンイーグルス新監督・星野仙一。1日には、沖縄・久米島から生中継でフジテレビ「すぽると!」に出演、現在の心境を語った。

「久しぶりだったから、ブルペンが楽しかったねぇ」と振り返る星野監督は、「(ユニフォームを着て)照れくさかったね。久しぶりだったから」と笑顔を見せる。

この日はキャンプ初日を終え、「秋季練習の時に、今以上のコンディションできてくれよ、今日という日に。キチッと皆守ってくれて、それ以上のものできてくれたから。いや、俺との約束守ってくれたなという。それで今日は合格点かな」という感想を述べた。

だが、インタビュアーの高木豊氏が、その練習内容を、「アップからキャッチボールまで、2時間じっくり地に足をおろしたような練習風景に見えた」といえば、「あのスケジュールは私が組んだんじゃないんだけど、ちょっとイライラしたね。こんなストレッチだけど、もっと早くやってくれよっていう思いは強かったけどね。イライラしてたよ。なんでこんなにストレッチ、ストレッチなんて思ったけど、今の選手はそれくらいのことはやんなきゃいけないんでしょうな」と語る場面も。

それでも、ブルペンで練習する選手には、「もうゲームができるんじゃないかって。バアーン、バアーンってきてるしね。特に青山なんて、もう明日先発できるよって感じだった」と絶賛し、「若いチームだといいながら、やっぱり、きつくいってたから。最下位のチームにオフはないってメッセージを送ってたから」と明かした。