25日に行われたグループGの試合で、すでに決勝トーナメント進出を決めているブラジルと、引き分けでも2位通過に十分なポルトガルが対戦し、0−0のドローに終わった。

ポルトガルは大勝した北朝鮮戦からミゲウ、メンデス、アウメイダ、シマンに代えペペ、ドゥダ、ダニー、リカルド・コスタが出場、ブラジルも前の試合から出場停止のカカ、ケガのエラーノ、さらにロビーニョに代わって、バチスタ、ダニ・アウヴェス、ニウマールが先発した。

前半はブラジルが攻勢に出たが、ダニ・アウヴェスのロングシュートは枠をはずれ、30分にはニウマールが至近距離からシュートするが、これはポルトガルGKエドゥアルドに防がれた。前半終了間際には今大会すでに2得点のファビアーノがヘディングシュートを放つがゴールには至らず。一方、守備に重きを置いたポルトガルはロナウドの個人技と速攻に頼る形で、チャンスは乏しかった。フィジカルを全面に出した試合に、メキシコ人のアルチュンディア主審は前半だけでイエローカードを7枚出している。

後半に入り、ポルトガルは54分にシモンを投入して攻撃の意図を示すと、60分に最大のチャンスが訪れる。ロナウドがドリブルで3人を抜き去りペナルティエリアまで持ち込むと、ルシオが絶妙なタックルでクリア、しかしそのボールが走り込んできたメイレレスの前に転がり、至近距離からシュートするも、GKジュリオ・セザルが見事に防いだ。逆に、ロスタイムにはポルトガルのGKエドゥアルドがラミレスのシュートを防ぎ、結局両者勝ち点1を分け合うことになった。

この結果、勝ち点7のブラジルが1位、勝ち点5のポルトガルが2位で決勝トーナメントにコマを進めた。

◇ポルトガル 0−0 ブラジル

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