6月14日から端午の節句による3連休の中国。サッカーファンにとっては心置きなく夜更かしできる絶好のチャンスだったが、それも今日でおしまいだ。明日から始まる仕事と、これからさらにヒートアップするワールドカップの試合、どっちを取るべきか…と悩む人々に「救いの手」いや、「悪魔の手」を差し伸べる業者が現れた。湖北省のメディア・荊楚網が伝えた。

 その「手」とは、「診断書」と「病気休暇証明書」だ。業者たちはインターネット上で商売を行っているという。試しにある医師を名乗る人物に頼んでみると、1通約4000円で書いてくれるとのこと。また、全くデタラメに書くのではなく、依頼者の持病などを聞いたうえでそれらしく作り、上司などにばれないようにすることができるという。

 これさえあれば、心置きなくサッカーを…と思い込む人がいるのかどうかは分からないが、病院の話によれば「そんなものはすぐバレる」とのこと。現在はコンピューター管理をしており、証明書には通し番号がつけられている上に医師のサインやはんこが必要だという。また、証明書は2部作成し、1部は病院内で保管するため、問題が起こればすぐに見つかるようだ。医師の中には知り合いのために証明書を出す人もいるようだが、それはあくまでもごく一部であり、医師の大部分はそこまでのリスクを冒さないだろうというのが病院側の見方だ。

 いくらサッカーが好きでも、不正が見つかって会社をクビになれば生活自体が危なくなってしまう。遅い時間の観戦で心と体、そして身をつぶさない程度に楽しみたいものだ。(編集担当:柳川俊之)



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